食べられるものなら食べてみろ!チョウセンスズガエルは外敵が迫ると本性を見せる

食べられるものなら食べてみろ!チョウセンスズガエルは外敵が迫ると本性を見せる

チョウセンスズガエルのイラスト
ロシアがウクライナへ侵攻して数日が経ち未だ戦闘は続いております。
また、隣国韓国では大統領選が行われ、ユン・ソギョル氏が大統領となりました。
どちらも気になるニュースです。
この両国に共通するものは何かお分かりの方いますでしょうか?
そう、チョウセンスズガエルの生息地。
今回はチョウセンスズガエルを紹介します。

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チョウセンスズガエルの基本情報

大きさ:5cm前後
寿命:20年
生息地:北朝鮮、韓国、中国北東部、ロシア南部

チョウセンスズガエルの生態・特徴


体型は扁平しており背中はとがったイボで覆われている。
明るい緑色で黒い模様があり、赤い腹部を持ちます。
もう少し詳しく見てみましょう。

どんなところに生息しているの?

チョウセンスズガエルは半水棲で、平地から山地にかけての穏やかな川や池で生活していますが、水辺から離れた森の中でも見つかることがあります。
冬眠は9月下旬から5月までで、腐りかけの丸太や落ち葉の中で行います。

何を食べてるの?

チョウセンスズガエルの食性は肉食で、昆虫類や甲殻類、ミミズ、貝などの様々な無脊椎動物を食べています。
オタマジャクシのときは藻や菌類や植物を食べています。

外敵が迫ると本性を見せる

チョウセンスズガエルは真上から見ると緑と黒の斑模様が綺麗なカエルですが、お腹を見ると「絶対毒がある!」と感じてしまうカエルです。
このお腹の感じは日本にいるアカハライモリを彷彿とさせますが、アカハライモリと違うところは、外敵に狙われたとき。
チョウセンスズガエルは危険を感じると、前足を伸ばしてお腹を相手に見せます。
さらに面白いのは、完全に仰向けになってその毒々しいお腹を相手に見せることがあるところです。
反射的にこういう行動をとっているのですが、まさに「食べられるものなら食べてみろよ!」と言わんばかりの行動で可愛いですよね。

名前の由来

チョウセンスズガエル。
朝鮮半島に生息していることが分かる名前になっていますが、“スズ”の部分にどういった由来があるのか気になるところですよね。
実はこのカエル、オスの鳴き声が鈴の音のように聞こえることから名付けられています。
朝鮮半島にいる鈴のように鳴くカエルということですね。
ちなみに、英名の“Oriental bell toad”も同じように鈴が由来になっています。
Orientalは「東方の」みたいな意味です。

ペットとして飼えるの?

チョウセンスズガエルはペットとしても人気があり、日本にも輸入されています。
基本的には、アクアテラリウムのようなかたちで飼育されるので、脱走防止の対策は必須です。
飼育下でも繁殖が可能なようで、複数のペアで飼育すればオタマジャクシ期間の飼育も楽しめますね。
ただし、上述しました通り、毒を持つ生き物ですので取り扱いには注意してください。

まとめ

チョウセンスズガエルの紹介をしました。
綺麗で可愛いカエルと分かっていただけたでしょうか?
冒頭でロシアのウクライナ侵攻について触れましたが、戦争は人の命を奪う行為であることに違いはありません。
ただ、奪われる命は人間だけではなく、多くの動物の命も奪われています。
一刻も早い解決策を見つけてほしいところですね。

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