一年通して旬!美味しすぎる魚アカムツ(のどぐろ)

一年通して旬!美味しすぎる魚アカムツ(のどぐろ)

アカムツ(のどぐろ)のイラスト
アカムツ、別名“のどぐろ”。
めちゃめちゃ美味しいですよね。

今年の1月に金沢で食べたのどぐろは最高でした!

今回はそんなのアカムツ(のどぐろ)についてお伝えします。
※のどぐろを食べられるオススメのお店等の紹介はありませんのでご了承下さい。

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アカムツ(のどぐろ)の基本情報

大きさ:体長約40cm・体重約1kg
寿命:オスで5年・メスで10年
生息地:太平洋西部の日本から東南アジア、オーストラリア

アカムツ(のどぐろ)の生態・特徴

まずは何と言っても美味しい。

別名“のどぐろ”の通り、口の奥が黒いです。
もう少し掘り下げてみましょう。

日本での分布

上に生息地として、太平洋西部と挙げましたが、

日本ではどこに分布しているのでしょうか?

太平洋側では、関東より南で、日本海側は九州から新潟、青森辺りにも分布しているようです。
中でものどぐろの漁獲量が一番多いのは下関(山口)です。
トラフグといい、アンコウといい、下関は格別な魚の宝庫ですね。
次に挙げたいのは、やはり島根と長崎でしょうか。
上述したようにのどぐろが獲れる漁場は日本に多くありますが、

ブランド化したのどぐろは島根の“どんちっちのどぐろ”と長崎の“紅瞳”だけです。

旬はないの?

のどぐろはいつ食べても脂が乗っている為、

いつが旬かという議論の尽きない魚なのです。

産卵期は6月から10月で、この産卵期が終わりかけの9月ぐらいが一番美味しいという説もあれば、大型ののどぐろが水揚げされる秋が一番美味しいという説もありますし、やっぱり寒さに耐える為に脂肪を蓄える冬が一番美味しいという説もあります。
要するに一年中美味しい魚、それがのどぐろですね。

どれぐらいの深さにいるの?

ちょっと私自身食べたさのあまり食材目線でお伝えしてしまっていますので、ちゃんと生き物としても紹介します。
まず生息している水深は100〜200mぐらいです。

子供の頃は100mぐらいを泳いでおり、大きくなりにつれて200mぐらいまでを生息域とします。

砂底に住んでいる為、卵から孵って大きくなるにつれて沖の方へ深く生息域を変えているのです。
もっと深いところからの水揚げ例もある為、深海への耐性も少なからずあるのでしょう。
ちなみに深海の境界線が、水深200mです。

何を食べているの?

アカムツはホタルジャコ科に属す魚で、ムツ科に属すムツとは違う種類です。
なので、アカムツという名称ではありますが、ムツのように並んだ鋭い歯はありませんが、それでもなかなかいい歯を持っています。
その歯を使い、エビやカニ等の甲殻類や、小魚やイカを食べています。

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食べ方あれこれ

最後はやはり、もう一度食材としてアカムツ(のどぐろ)を紹介する事にします。
この魚に関しては、最大の特徴が「美味しい」という事ですので。
多くの産地で高級魚とされ、「白身のトロ」と称されるのどぐろですが、どんな食べ方でも美味しいですよね。

生で食べても、焼いて食べても、煮物にしても、美味しいです。

私の住んでいる地域は、やはり漁場から遠いので、小料理屋で出てくる時は大体煮付けにされています。
スーパーでも時々干物が売られていて、大きいものでは数千円します。
時々ご褒美に買ってやろうかと悩みますが、やはり「それなら日本海側に食べに行こう!」と思って手を止めてしまいますよね。

まとめ

高級魚ですが、美味しいアカムツ(のどぐろ)。
私は初めてのどぐろのお寿司を食べた時、「もっと仕事頑張ろ!」っていう気持ちになりました。
何故かのどぐろと言えば、石川県が真っ先に思い浮かぶ方も多いとは思いますが、上述しましたように産地でいうと、山口県や島根県や長崎県に負けています。
ですが、

消費量でいうと石川県が一番です。

要するに、よく獲れる地域でも都会に流通する方が多いか、あまり県外に流通しないかの違いになるのでしょう。
なので、「のどぐろを食べに行く」=「金沢に行こう!」となるのでしょう。

追記(2018年12月21日)

他にも高級魚として頭をよぎるトラフグ
文中でも少し触れましたが、下関と言えばにも、

アカムツのようなカラクリがありました。

気になる方はチェックしてみて下さい!

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