ハチドリという小さな鳥に隠された身体能力!日本でも見られるって本当?

ハチドリという小さな鳥に隠された身体能力!日本でも見られるって本当?

ハチドリのイラスト
ハチドリというとても小さな鳥をご存知でしょうか。
上のイラストはミドリハチドリという種類のハチドリのイラストです。
なんとなく知っている方も多いのではないでしょうか。
細かく分けると多くの種類がいますが、今回は“ハチドリ”と総称される鳥の魅力を紹介したいと思います。

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基本情報

大きさ:体長は小さい種類で5cm〜大きい種類で15cm程度・体重2〜12g
寿命:平均3〜5年で長くて10年以上生きる個体も
生息地:カリブ諸島含む北米南西部から南米アルゼンチン北部

生態・特徴


ハチドリの中でも特に小さい鳥としてマメハチドリが挙げられ、

全長6cm、体重2gぐらいしかありません。

生息域では文化的な面でも知られており、ナスカの地上絵でも見られたり、トリニダード・トバゴの国鳥にもなっています。
もう少し特徴を見てみましょう。

何を食べているの?

時々昆虫も食べますが、主食は花の蜜です。
細長い形状のクチバシを持っており、空中に静止しながら花の中にそのクチバシを差し込み蜜を吸います。
種類によっては、特定の植物と密接な関係を持っているハチドリもいて、その種類のハチドリとそのハチドリと対をなす植物という関係を形成することにより、蜜をめぐる競争を避けるだけではなく、その植物も花粉の媒介者が特定出来る事で、双方に利益があるようになっています。

活発な代謝

飛行中の翼の羽ばたきを維持する為に、ハチドリは昆虫を除いた全動物の中で最も活発な代謝を行なっています。
飛行中の筋組織の酸素消費量は、人間のアスリートの約10倍と言われています。
また、摂取した糖もすぐに燃料として消費出来、それもほぼ100%代謝出来る。
これらがハチドリの飛行形態を可能にする一方で、

夜や食事を取らない時は、冬眠のような深い眠りにつき、代謝を著しく低下させている。

代謝の割に長い寿命

ハチドリは上述しましたように、急速な代謝を行います。
しかし、その寿命は意外と長く、孵化から巣立ちまでの期間を生き残る事が出来ると10年以上生きる個体も多いです。

ハチドリの種類

本当は“ハチドリ”と1記事で紹介してしまうのが勿体無いこのハチドリ。
アマツバメ目ハチドリ科に属する鳥の総称であり、その種類はとても多く、実は300種類以上ものハチドリが生息しています。
有名なものでいうと、ノドアカハチドリやマメハチドリ、アンナハチドリ、色々と挙げられると思いますが、私がトップに描いたミドリハチドリがなんとなくハチドリをイメージした時に真っ先に思い描くハチドリのような気がしますよね。

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名前にもなる飛行能力

ハチドリの羽ばたきはとても高速で、蜂と同じような羽音を立てる為、「ハチドリ(蜂鳥)」と名付けられました。
英語のHummingbird(ハミングバード)も同様に、蜂の羽音から名前が付けられています。

その羽ばたきは、毎秒約55回、最高で約80回にも達し、空中でホバリングする事が出来ます。

一方で足は退化し、枝にとまる事は出来ても歩く事はほとんど出来ない。
その飛行能力はとても素晴らしく、乱気流を人工的に発生させた実験の中でも、ハチドリは頭と方向を一定に維持し、ホバリングする事が出来るのです。
例え横からの風が吹いても、尾翼の面積と方向を変化させ、主翼の振幅を増やし上手に対応出来ます。
さらに位置情報と視覚情報も高速に処理する事が出来、複雑な自然界の背景を認識しながらこのホバリングを行う事が出来るのです。

この小さい体に詰まった桁外れの能力が見る人々を不思議な気持ちにしてくれているわけですね。

日本でも見られるハチドリのような蛾


日本でも「ハチドリを見た!」と言っている人いませんか?
実はそれ、スズメガと呼ばれる蛾の可能性が極めて高いです!
種類によっては日本全土に生息しているスズメガもいますので、

「ハチドリを見た!」のほとんどはこのスズメガでしょう!

ただホバリングしながら蜜を吸う見た目がとても似ている為、ハチドリの生息域では見分けが難しいかもしれませんね。

ナスカの地上絵


ペルーのナスカ川とインヘニオ川に囲まれた乾燥した高原の地表に描かれた、ナスカの地上絵。
ペルーの世界遺産でもあり、700種類以上もあると言われているが、未だに特定出来ず、謎が多く残っている事が人を惹きつけていますよね。
皆様もご存知でしょう。

そんなナスカの地上絵で、パッと想像するナスカの地上絵って何ですか?

上の画像を想像した方も多いと思います。
これ、実はハチドリの地上絵なのです。
ナスカの地上絵の中でも保存状態はとても良く、空からその全貌を確認する事が出来ます。
この地上絵96mもあり、地上絵の中でも巨大な部類です。

世界一小さい鳥が何故これ程大きく描かれたのでしょうか?

ロマンが尽きませんね!

まとめ

ハチドリについてご紹介しました。
世界一小さな鳥、しかしその能力はアスリートをも凌駕する。
飛行能力もさる事ながら、ナスカの地上絵に登場したりと歴史の中でもちょっと特別な存在のように考えられていたのかもしれませんね。
私達の住む日本では自然界に存在しませんが、もし同じようにホバリングしながら蜜を吸う生き物を見たくなったら、スズメガを探してみてもいいかもしれませんね。

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