2018年もプロ野球クライマックスシリーズの時期がやってまいりました。
私は野球が好きで、野球中継は楽しく観戦出来ますが、クイズ番組が嫌いなので、そのイラッとくる気持ちは分かります。
しかし、このクライマックスシリーズはプロ野球ファンの中でも賛否が分かれるゲームなのです。
今回はクライマックスシリーズは必要なのか、その辺りを中心にお話ししましょう。
クライマックスシリーズとは?
そもそもクライマックスシリーズってどういったものかを説明しましょう。
クライマックスシリーズは、
現在までちょっとしたルールの変更はありましたが、過去の変遷は置いておいて、今のルールで超分かりやすく言いますと、
セ・リーグとパ・リーグで約6ヶ月のシーズンで優勝チームが決まります。
「これじゃいかん!」という事で、各リーグの「優勝」は「優勝」としつつも、各リーグの1位のチーム同士が戦う日本シリーズというものを、各リーグ上位3チームでもう一回トーナメント戦をして、そこで各リーグ1位になったチーム同士で戦う日本シリーズにしようと考えました。
それにより、各リーグのシーズンの最後まで試合が盛り上がるという魂胆です。
クライマックスシリーズの問題点
野球を最後まで盛り上げるという魂胆のクライマックスシリーズですが、様々な問題点が指摘されています。
まず、今までリーグの優勝で日本シリーズへの進出だったものが、リーグの優勝を逃しても日本シリーズに進出出来る可能性があるという点で、
そこから派生して、日本シリーズそのものの価値も薄れるという意見が出ました。
それはそうですよね、リーグ戦3位の勝率5割を下回っている球団でも「日本一」になる可能性があるのですから。
過去問題となった点を挙げてみましょう。
リーグ2位でも優勝
2004年と2005年、まだパ・リーグのみがプレーオフ制度を導入していた時代。
今ではリーグ1位で「リーグは優勝した」という事になるのですが、
今ではこの制度も廃止されていますが、当時「リーグ1位ってなんだったのか…」と囁かれました。
記憶に新しい下克上
よくリーグ2位やリーグ3位のチームが日本シリーズに出場する事を「下克上」と表現しますが、記憶に新しいところでは去年(2017年)のセ・リーグはなかなかの下克上でした。
広島が優勝、阪神が2位、DeNAが3位で幕を閉じた通常のシーズンですが、
しかし、クライマックスシリーズで阪神を破り、広島を破り、日本シリーズに進出したのです。
DeNAがこのまま日本一になった場合、「その日本一に価値があるのか…」と囁かれました。
出場チームが決定する日付
今年のシーズン(2019年)ではまた面白い事も話題になりました。
今年は天候に恵まれず試合が延期になる事がとても多かったのです。
延期を繰り返し、試合がクライマックスシリーズの前日にまでずれ込んでいても2日前の順位でクライマックスシリーズの出場チームが決定するのです。
これによって、クライマックスシリーズの前日で順位が入れ替わった場合、
結果的にそういったケースにはなりませんでしたが、クライマックスシリーズの批判が高まる要因にはなりました。
批判があってもやめられない理由
こんな問題点だらけのクライマックスシリーズに、やはり批判が集中し、必要あるのかどうかという話はよく耳にします。
私もどちらかというと必要のないように感じます。
その一方で、シーズン終了までしっかりプロ野球を気にしている自分がいるのも事実で、それはクライマックスシリーズがあるからに他なりません。
私は阪神タイガースのファンです。
阪神は前半飛ばしている時もあるが、大体後半には失速しているチームです。
大体8月に入る頃には諦めモードの空気が漂うチームです。
それが、
改善点も幾つか挙げられるが、やはり収益を考えた場合廃止にはならないのではないかなと思います。
まとめ
クライマックスシリーズの必要性は大いにあるのでしょう。
これがある事で、
ただ批判の理由は、やはりそのルールにあると思います。
だからといって、クライマックスシリーズをやっても意味のないぐらいのルールにするのもどうかなと感じますし、今のルールではリーグ戦が意味のないようにも感じます。
理想としては、ひと昔前のように多くの人が野球を追いかけ、毎日の野球に一喜一憂出来ていればいいのですが、
意外と今のクライマックスシリーズって上手い事回っているのかもしれませんね。