夏といったらバーベキュー!世界のスタイルをマネしてみよう!

夏といったらバーベキュー!世界のスタイルをマネしてみよう!


海の日も過ぎ、夏本番を迎えました。
子どもたちは夏休みに。
社会人ももうすぐすると長期連休という方も多いのではないでしょうか。
みなさんは夏になると何を連想しますか?
夏祭り、花火大会、高校野球…。
色々な楽しいイベントが目白押しの夏に、少なくとも一回はやりたいこと。
そう、バーベキューですよね。
でもこのバーベキュー、外で焼肉をやるだけで満足していませんか?
昨今のアウトドアブームにより、日本でもバーベキューが本格化しています。
そこで今回は、この夏のバーベキューがより楽しくなるような世界のバーベキュースタイルをお伝えしたいと思います。

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バーベキューの本場はアメリカ


そもそもバーベキューの語源は、西インド諸島の先住民であるタイノ族の肉の丸焼き用の木枠を指すハイチ語“バラビク”が、“丸焼き”を意味するスペイン語“barbacoa”に訛り、その後大航海時代に英語圏に伝わり“barbecue”となりました。
略語として使われている“BBQ”もここから略されています。
現在ではテキサス州・ミズーリ州(カンザスシティ)・ノースカロライナ州・サウスカロライナ州・テネシー州(メンフィス)を中心に、世界的に有名な北米の食文化として育っていきました。
地域や家庭によって独特の伝統やこだわりが強くあり、政治や宗教と同じようにバーベキューの話はしてはいけないという笑い話もあるほどです。
本場アメリカのバーベキューの特徴は、大きな塊の肉を、本格的なバーベキューグリルで長時間かけて調理するのが特徴です。
使用する肉も定番の牛や豚に加えて、ラムやターキーなど種類も様々です。
味付けはたっぷりのバーベキューソースやシーズニングソルト、ハニーマスタードなどを使ってしっかりと行います。
また、アメリカではバーベキューの三大料理はスペアリブ、ブリスケット、プルドポークとされています。
それぞれ詳しく解説していきます。

スペアリブ


スペアリブは豚の骨付きばら肉を指し、各家庭でスペアリブのソースに特色があり、それを競うコンテストも盛んに開催されています。

ブリスケット


ブリスケットは牛肉の部位のひとつで、前脚の内側にある肩ばら肉(かたばら)のこと。
肉質はやや堅く、バラより脂肪分は少なく淡白で、モモより濃厚であるといわれています。
焼肉にしても固くて美味しくない部位ですが、低温でじっくりと調理することで、ジューシーで美味しい肉になります。
スモークを効かせたテキサス式ブリスケットがBBQでは特に人気です。

プルドポーク


プルドポークは豚肩ロースが用いられ、表面にスパイスを揉み込み、バーベキューグリルに炭やスモーク材で熾火を作り、低温で半日ほど肉を燻し、肉が柔らかくなったら、フォークやトングで細かくほぐす料理です。
日本ではここ数年アウトドアブームも相まって、急に知名度を上げており、取り扱う飲食店も増えてきました。

世界のバーベキュー

日本の定番のバーベキュースタイルが外でやる焼肉なのに対し、本場アメリカのバーベキューはやはり規模が違うなという印象を持ちましたね。
また、他の国を見渡すと調理方法や材料、バーベキューに対する文化が全く違ってきます。
そこで、世界各国のバーベキューが一体どのようなスタイルなのか少し見てみましょう!

ドイツのバーベキュー


ドイツと言えばソーセージ!
もちろんバーベキューでもソーセージは手放せません。
ホットドッグのように焼いたソーセージをパンに挟んで食べるのがドイツのスタイルです。
そんなドイツ人がバーベキューに欠かせないものはチーズ!
意外と思うかもしれませんが、ドイツのスーパーにはバーベキュー用のチーズが店頭に並んでおります。
チーズは基本味付けがされているので、バーベキューの際はそのままグリルに置いて焼くだけです。

オーストラリアのバーベキュー


オーストラリア人もバーベキューは大好きで、「バービー“Barbie”」という愛称で親しまれています。
ほとんどの家の庭にバーベキューコンロが用意されており、いつでも楽しめるようになっています。
炭で火おこしはせず、基本的にはガス。
そして焼かれるのは肉ばかり。
魚介や野菜が焼かれることはほとんどありません。
公園やビーチに無料で使える公共のバーベキューコンロがあります。

ブラジルのバーベキュー


ブラジルのバーベキュースタイルは日本でもよく知られた「シュラスコ」。
大きな塊肉を剣に刺して焼き、切り分けて食べるスタイル。
焼く際の味付けは基本的には塩のみで、酢で作ったソースをつけて食べます。
牛、豚、鶏、ソーセージ、肉の種類も特に決まりはありません。
必要な道具も、大きな鉄串さえあればあとはいつものバーベキューツールで行えます。

トルコのバーベキュー


トルコのバーベキューは見た目がカラフルなので、映えを意識したバーベキューにはおすすめ。
日本人でもよく知られている「ケバブ」は焼肉の意味を持つトルコ料理です。
トマトやキュウリを混ぜて作る「サラタス」というサラダを焼いた肉とともにパンで挟んで食べるのが伝統的なトルコのバーベキュー。

ロシアのバーベキュー


ロシアやウクライナなどの旧ソ連圏の国で人気のあるバーベキュースタイルは「シャシリク」と呼ばれるもので、露天なんかでも食べられます。
酢やワイン、オリーブオイル、香辛料やハーブ、でバケツにマリネ液を作り、肉や野菜を長時間漬け込んだものを串焼きにします。

中国のバーベキュー


中国のバーベキューの特徴は、食材を全て串に刺して焼くのが一般的です。
バーベキューグリルには一応網が用意されていますが、網で直接肉は焼かず、手で持ったままくるくる回して焼き、焼けたら食べるというスタイルです。
羊の肉を使用するのが一般的で、スパイスと塩で味付けします。

まとめ


世界のバーベキュースタイルを紹介しました。
日本式のバーベキュースタイルに飽きたという方、参考にできそうなスタイルはありましたか?
海外のバーベキュースタイルは基本的に仕込みに時間をかけている印象がありますよね。
新たなバーベキューに挑戦して最高の夏を楽しみましょう!

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