8月はグレゴリオ暦で年の8番目の月で31日あります。
子ども達は長期連休で毎日元気いっぱい、大人は少々バテ気味、そんな暑さの盛りとなる月ですね。
夏祭りや花火大会、お盆前後は旅行や帰省で楽しい思い出を作ったりとやることが盛りだくさんになります。
英語では“August”、日本では別名“葉月”と呼ばれる8月ですが、今回の記事ではこの2つの語源と、8月の代表的な年中行事を紹介したしと思います。
英語で8月(August)の語源
“August”は初代ローマ皇帝「Augustus(アウグストゥス)」が、7月に自身の名をつけた養父「Julius Caesar(ジュリアス・シーザー)」に倣い、自身の誕生月に自分の名をつけたことに由来します。
また、彼がそれまで30日であった8月の日数を31日に増やし、2月の日数を減らしたとする通説がありますが、現在この通説は否定されています。
和風名月で8月(葉月)の語源
日本では旧暦の8月を“葉月(はづき)”と呼び、現在でも新暦の8月の別名としても用います。
そんな8月を表す葉月ですが、諸説ある由来の中でも、木の葉が紅葉して落ちる月「葉落ち月」から「葉月」になったする説が有名で、他にも、稲の穂が張る「穂張り月(ほはりづき)」、雁が初めて来る「初来月(はつきづき)」、南方からの台風が多く来る「南風月(はえづき)」とする説もあります。
8月の主な年中行事
主な8月の年中行事を以下まとめました。
8月2日から7日:青森ねぶた祭り
毎年8月2日から7日に、延べ200万人以上の観光客が訪れる夏祭り。
1980年に国の重要無形民俗文化財に指定されました。
東北三大祭りの一つとされています。
8月3日から6日:竿燈まつり
毎年8月3日から6日に秋田県秋田市で行われる祭り。
竿燈全体を稲穂に、連なる提灯を米俵に見立て、額・腰・肩などにのせ、豊作を祈ります。
重要無形民俗文化財に指定されており、東北三大祭りの一つとされています。
8月5日から8月7日:山形花笠まつり
スゲ笠に赤い花飾りをつけた花笠を手にし、「花笠音頭」にあわせて街を踊り練りあるく日本の祭り。
戦前から行われている東北三大祭りに戦後から始まり広まった山形花笠まつりを加えた4つの祭りを東北四大祭りと呼ぶ事もあります。
8月6日から8月8日:仙台七夕
例年7月7日の月遅れである8月7日を中日として、8月6日から8日の3日間にわたって行われます。
一番町や中央通などのアーケード街、仙台駅周辺などでは大規模に飾り付けがされます。
東北三大祭りの一つとされています。
8月6日:広島原爆の日(日本)
1945年8月6日に広島市に原子爆弾が投下されました。
広島では十余万人の死者が出て、残った被爆者たちは今もなお苦しんでいます。
以降この日を忘れてはならない過去として刻むため、原爆の日としました。
8月9日から12日:よさこい祭り
毎年8月9日の前夜祭、8月10日と8月11日の本祭、8月12日の全国大会と後夜祭の4日間にわたって開催される高知県高知市の祭り。
4日間で延べ約100万人の人出があり、四国三大祭りの一つとされています。
8月12日から8月15日:阿波踊り
四国三大祭り、日本三大盆踊りの一つとして知られる盆踊り。
三味線、太鼓、鉦鼓、篠笛などの2拍子の伴奏にのって連(れん)と呼ばれる踊り手の集団が踊り歩く。
「えらいやっちゃ、えらいやっちゃ、ヨイヨイヨイヨイ、踊る阿呆(あほう)に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らな損々…」のリズムで知られています。
8月15日:終戦の日(日本)
日本における第二次世界大戦の終結(終戦)の日の呼称。
第二次世界大戦戦勝国にあたるいくつかの国では対日戦勝記念が祝われる日でもあります。
8月15日:お盆(日本)
日本で夏季に行われる祖先の霊を祀る一連の行事。
日本古来の祖霊信仰と仏教が融合した行事であり、かつては太陰暦の7月15日を中心とした期間に行われていましたが、明治期の太陽暦の採用後、新暦7月15日に合わせると農繁期と重なって支障が出る地域が多かったため、新暦8月15日をお盆とする地域が多くなりました。
まとめ
8月の語源と主な年中行事を紹介しました。
8月の星座は、22日までが獅子座で、23日からが乙女座です。
暑さが厳しい時期ですが、お盆前後に休みも取りやすく、いろいろな楽しみ方ができる月。
熱中症には十分気をつけて、思い出に残る夏を楽しんでください。
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