大きいクチバシに鮮やかな色、愛くるしい顔の鳥さん。
マスコットとしても色々なところで登場しますよね。
名前は知らなくても、
オオハシの仲間の中で一番デカいのですが、なんとも言えない可愛さを秘めています。
今回は、アマゾンの宝石とも言われ、ブラジルの国鳥であるオニオオハシの話です。
オニオオハシの基本情報
大きさ:体長60〜70m、体重500〜850g
寿命:約20年
生息地:ブラジル周辺の森や川
オニオオハシの生態・特徴
最大の特徴はそのクチバシでしょう
その大き過ぎるクチバシが仇となり、餌を確認する際はちょっと横を向かないといけないというお茶目なところもあります。
主食は果実ですが、時々昆虫や小鳥やトカゲを食べてタンパク質を摂取しています。
こんな見た目ですが、鳴き声は大きく低くて太いガラガラ声です。
クチバシの使い方
大きくて扱いにくそうな印象のあるクチバシですが、実はすごく器用なクチバシなのです。
自分がとまることの出来ない程細い枝になった果実を食べたい時は、飛びながらその果実を摘んで食べることが出来るほか、取った果実の皮もクチバシで器用に剥く事が出来るのです。
求愛の際は、取った果実をクチバシで投げ合う事もあるので、オニオオハシ界ではクチバシの器用さがモテる秘訣かもしれませんね。
そんなクチバシですが、あの大きさ、武器としても強そうな印象がありますよね?
しかし上でもお伝えしたように、中身がスカスカなので、敵を威嚇することはあっても、武器としてはほとんど役に立ちません。
ステゴサウルスとの共通点
そんなオニオオハシのクチバシですが、実はすごい事の発見に役立ったのです。
骨格の画像で申し訳ありませんが、この恐竜です。
この恐竜の背中の板にも隙間があり、血管が張り巡らされていたようです。
この構造が何かに似ている、そうオニオオハシのクチバシですよね。
そこで、
オニオオハシのクチバシの構造から、絶滅した動物の生態まで解明されようとしているんですね。
やりますね、オニオオハシ。
餌やり
全国でって言われると、どこで体験が出来るか分かりませんが、オニオオハシの餌やりが出来るところがあります。
でも不思議なことに、餌を持った人間めがけて沢山のオニオオハシが飛んできて揉みくちゃにされるなんて事はありません。
さらに驚くことに、あのクチバシでガツガツと餌を食べる事もなく、人間がお箸で食べるようにそっとクチバシで掴んで食べるのです。
そっとくわえて顔を上に振って一回口の中で放り投げる姿が可愛すぎます。
そして餌が無くなると、そっと離れていくのです。
動物の餌やりって、
ところが、中に英国紳士が入ってるのじゃないかと疑ってしまう程、紳士的な動物でした。
数々の動物への餌やりは体験してきましたが、初めて餌をおかわりしてしまいました!
私の住んでいる近くで言うと「神戸どうぶつ王国」がそうなのですが、近くでオニオオハシの餌やりを出来るところがあるとやってみて欲しいと思います。
惚れますよ。
ペットとして飼えるって知ってました?
そんなオニオオハシですが、何気にご家庭でペットとして飼えるって知ってました?
犬でももっとするものがザラにいますよね?
いつか飼ってみたいですね。
慣れているとかなりスキンシップを取りに来るでしょうから、家族として楽しく過ごせるでしょう。
ただ、手が出そうな価格の動物ですが、だからと言って簡単に購入する事は避けましょう!
消化スピードが早いので餌も半日食べないと死の危険性が出てきます。
羽を広げても十分なサイズのケージと止まり木を用意しましょう。
どうですか?クリア出来そうですか?
飼うからには責任を持って飼わないといけませんし、近隣住民への配慮も必要です。
まとめ
オニオオハシいかがでしたか?
私も飼ってみたいなと思いましたが、現状クリアしないといけない問題が多く、私自身にもオニオオハシにも可哀想なので、また餌やりにだけ行ってきます!
それでは要点をまとめます。
- オニオオハシのクチバシは空洞だけど器用
- 実はすごかったオニオオハシのクチバシの構造
- 餌の食べ方が紳士的
- 実はペットとして買う事も可能だけどハードルは高い