太陽が地球に与える影響とオーロラ鑑賞に行くべき時期

太陽が地球に与える影響とオーロラ鑑賞に行くべき時期


これまで様々な太陽の話をしてきました。

太陽と地球の関係は切っても切り離せないものです。
今回は、宇宙の中の太陽という目線ではなく、地球に影響を与える太陽という部分をお伝えしたいと思います。

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物質の第4の状態「プラズマ」

太陽からは極めて高温なプラズマと呼ばれるものが吹き出しています。
これを太陽風というのですが、

そもそもプラズマとは一体どういうものでしょうか?

私達は学校で、物質は「個体」「液体」「気体」という状態に変化する事を教わりましたね。
この物質の状態にもう一つあるのはご存知でしょうか?
氷は「個体」ですよね。
氷に熱を加えると水という「液体」になり、さらに加えると水蒸気という「気体」になります。
ここにさらに熱を加えると、原子や分子が熱運動により激しく衝突します。
この時に、原子や分子から電子が剥ぎ取られ、電気を帯びた粒子を含む高温の気体が出来ます。

この状態の事を「プラズマ」と呼んでいます。

地球を取り巻く大気の上層部や、以前にもお伝えした太陽の生まれる原因となった星間ガスや、今回お伝えする太陽風は、すべてプラズマという状態の物質です。
宇宙の質量の99%がプラズマ状態だと言われており、恒星もオーロラも雷も全て自然のプラズマです。
宇宙の99%がプラズマなのに、地球には気体も液体も溢れていますよね。
地球も中心の方はプラズマですが、いかに宇宙の例外的な存在かが分かりますよね。

太陽風

太陽の表面には、前回の記事でもお伝えしたコロナと呼ばれる100万度以上の大気があります。
コロナはプラズマ状態になっていて、太陽の重力を持ってしても繋ぎ止める事が出来ずに、放出されます。
放出された電気を帯びたプラズマのことを太陽風と呼んでいます。

太陽風はどうやって発見されたの?

私達は普段風が吹いている事をどうやって認識しますか?

風そのものは目に見えないですよね。
しかし、揺れている木や、直接当たる風を感じて、風が吹いていると認識します。
太陽風も同様に、目で見ても観測出来ません。
なので、この太陽風の発見は、最初彗星を観測していた事がきっかけでした。
時々地球に訪れる彗星を観測していた時、太陽と反対に彗星の尾が伸びている事を発見し、「太陽から何か出ていて、それに引きずられているのではないか?」と考えられました。
現在では当たり前のように理論付けられ、さらにはその彗星の尾の観測で太陽風の速度まで測れるようになっていますが、彗星を観測し、疑問を持った当時の人の感性って本当に素晴らしいものがあります。

太陽風を出し続けても太陽は無くならないの?

太陽風は太陽の大気そのものです。
太陽自体ほぼガスですので、

放出され続けていれば太陽が無くなるのではないかと不安になりますよね?

太陽風は1秒間に100万トンというものすごい質量になります。

一年間で放出する質量は30兆トンです。

これはヤバいですよね…。
こんな莫大な量の質量を1年間で失っているわけですから。
でも心配しないで下さい、その量を放出し続けても、あと70兆年かかる計算です。
以前の記事で、そもそもの太陽の寿命は残り50数億年とお伝えしておりますので、全く気にしなくていいレベルという事が分かりますね。

オーロラっていつ見に行けばいいの?


この記事をご覧の方の中にオーロラを見られた方はいらっしゃいますか?
私はまだ見たことがありませんが、さぞ幻想的で美しいのでしょう。
一度見てみたいなと思います。
そんなオーロラですが、太陽の活動に大きく関わっている事はご存知ですよね?
太陽の黒点の数がピークに達する時にオーロラベルトと呼ばれる地帯では毎晩のように見られる事が出来るのです。
前回の記事でもお伝えしましたように、太陽フレアによる磁気嵐がそうさせるので、太陽の黒点の情報や周期をチェックして、オーロラを見に旅行してもいいかもしれませんね。
よく「この場所なら98%の確率でオーロラを鑑賞できる!」なんていう宣伝文句を見ますが、どちらかというと場所にこだわる前に、太陽の活動具合にこだわる方が、オーロラを見る事が出来ると思います。

ただ、大規模な磁気嵐は人体への影響も囁かれていますので、あまり気にする事でもないかもしれませんが、自己責任でお願いします。

まとめ

「プラズマ」という存在も、日常的によく聞くけど、知ればそういう存在だったのかと納得出来たと思います。
太陽風やオーロラ等、地球にいても太陽がもたらすものは計り知れませんね。
いや、厳密には計り知れるのですが、途方もなく大きいという事です。
そして、オーロラを見に行きたいと思った時にも、まずは太陽の活動を知る事で旅行の計画も立て易くなるのではないでしょうか?
オーロラがあまり見られない年もやはり存在します。
しかし、旅行代理店で「この時期オーロラがあまり見れないですけど行きますか?」なんて言ってくれませんからね。
旅行代理店も商売で旅行を売っているわけですので、オーロラが期待出来ない状況でも売らないといけません。
太陽を知り、地球で起きる現象を知る。
それだけでも、少し楽しく色々な事を経験出来る事に繋がるかもしれませんね。

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