もうすぐクリスマスですよね。
そうトナカイですよね。
今回はトナカイについて紹介したいと思います。
トナカイの基本情報
大きさ:120〜180cm・体重60〜120kg
寿命:10年ぐらい
生息地:北極圏周辺の、アメリカ合衆国・カナダ・デンマーク・ノルウェー・フィンランド・ロシア
トナカイの生態・特徴
毛色は黒っぽいものから、ほとんど白に近いものまで、その生息域によって多少の差はありますが、ほとんどが茶色から褐色の毛色をしています。
もう少し特徴を挙げてみましょう。
雌雄両方に角がある
トナカイは鹿の仲間の中で、
これには角の用途が関係しており、一般的に鹿のオスは繁殖期にその立派な角を戦いに使います。
しかし、トナカイはその生息圏から、角を使い雪を掘り起こし、餌を獲らなくてはいけません。
ですので、メスにも角があるのです。
その雌雄両方にある角ですが、メスの角はオスの角に比べ小さく単純な形をしています。
オスの角は、成長すると100cmを超える見事な角になります。
オスは春に角が生え、秋から冬にかけて抜け落ちますが、メスは冬に角が生え、春から夏にかけて抜け落ちます。
これは、
寒冷地に適した体
トナカイは寒冷地に適した体をしています。
蹄は大きく、また蹄の指の間に毛が生えていて、雪の上を歩くのに適しています。
体毛は分厚く、毛の内部に空洞があり保湿性にも優れています。
泳ぎも意外と上手で、川や湖を渡る事も出来ます。
食べているものと天敵
トナカイの食性は、
天敵としては、オオカミやクマが挙げられ、オオヤマネコやクズリ等に襲われる事もあります。
トナカイ・レインディア・カリブーの違い
和名の“トナカイ”はアイヌ語由来の名前で、英語では“reindeer(レインディア)”と呼ばれています。
しかし、北アメリカの先住民がトナカイを指すときに使われる“caribou(カリブー)”もトナカイを指す英語として使われています。
少しややこしいのですが、日本語で「トナカイ」と言うと、レインディアもカリブーも含めて「トナカイ」と呼んでいますが、英語でトナカイを指すときは、
ちなみに漢字では、「馴鹿(じゅんろく)」と書き、馴化出来る鹿、すなわち家畜として利用出来る鹿という意味合いになります。
サンタクロースのトナカイ
トナカイと言えば、クリスマスイブにサンタクロースを乗せたソリをひき、空を飛んで世界中の子供達にプレゼントを配って周る存在として有名ですよね。
そのソリをひくトナカイですが、
1823年にアメリカの新聞にて無名で発表された英語の詩「サンタクロースがきた」で登場した、8頭が有名になって以降、サンタクロースはこの8頭のトナカイにソリをひいてもらっているとされています。
後述する赤鼻のルドルフを含めた9頭とする意見もあるのですが、この8頭には名前が存在します。
以下8頭の名前を列記します。
- ダッシャー (Dasher)
- ダンサー (Dancer)
- プランサー (Prancer)
- ヴィクセン (Vixen)
- コメット (Comet)
- キューピッド (Cupid)
- ダンダー (Dunder)
- ブリクセム (Blixen)
想像してみると、
真っ赤なお鼻のトナカイさん♪
トナカイと言えば、“赤鼻のトナカイ”というクリスマスソングですよね。
この歌は、童話「ルドルフ 赤鼻のトナカイ」を元に作られています。
実は、トナカイの鼻は体温調節する為に人間より25%高い密度で毛細血管が張り巡らされている事が発表され、
しかし、それでも印象付けられる程赤くはなりませんし、光もしません。
私は、「トナカイは何で赤鼻なのか?」を考える事は面白い事だと感じますが、無理に答えを探さなくてもいいと思ってしまいます。
むしろ、鼻を赤くし、光らせた事で、後世に歌い継がれる歌となった、その想像力に感動してしまいますよね。
まとめ
トナカイについてご紹介しました。
実際に日本にはいない、しかも動物園でもあまりお見かけする機会のない動物なのに、とてもメジャーな動物ですよね。
そんなトナカイの一番の特徴は、
北アメリカのトナカイはカリブーと呼ばれている。
そして、サンタクロースが乗るソリをひく動物であるという事。
一度間近で、立派な角のオスのトナカイを見てみたいですね。