お盆の海水浴はクラゲだらけ?その関係性と対処法

お盆の海水浴はクラゲだらけ?その関係性と対処法

この夏どのぐらい海に行きましたか?

一昔前の私が子供の頃は、海に行って日焼けして帰ってくると、近所のおじちゃんおばちゃんに褒められました。
当時は日焼けが元気な子供の証拠だったんですね。
時代は変わり、

今では日焼けしたら人生が終わるぐらいの徹底した対応が取られる紫外線対策。

ビーチでも時々そこまで紫外線対策が必要なら、海に来なければいいのにってぐらいの方も見受けられますが、今回は紫外線の話ではございません。
海水浴のもう一つの悩み。
それはクラゲです。
今回はお盆ぐらいから急に増えるクラゲに関する情報をお伝えしたいと思います。

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お盆とクラゲの関係

何故お盆時期になるとクラゲが大量に出回るのか。

まずそれを解決させましょう。
それほど大した理由ではありません。
実はクラゲ、12月から6月ぐらいが繁殖期間なのです。
繁殖ということは、どんどんクラゲの赤ちゃんが出来ますよね?
クラゲの寿命は、種類にもよりますが、大体1年と思ってください。

12月から6月に生まれた赤ちゃんは、翌年の12月から6月には赤ちゃんを作らないといけないわけです。

そうです、急に増えたのは、ただ単にお盆ぐらいには立派なクラゲとなって人間が認知出来るようになっただけです。
むしろこう考えましょう。
クラゲの尊い一生の中に勝手に肌を露出させて「やっほーっい!」って入っていく人間という生き物がいると。

クラゲの種類

そんなクラゲ、日本の海水浴場に一体どれぐらいの種類がいるのでしょうか?
「ミズクラゲ」「アカクラゲ」「アンドンクラゲ」「カツオノエボシ」「ハブクラゲ(沖縄)」

海水浴場ではこれぐらいでしょうか?
敏感な人は、抗体反応により、ほぼ全ての種類で呼吸器系にまできますので、注意してもらいたいです。
中でも特に注意してもらいたいのは、「カツオノエボシ」です。

こいつですね。

二度目刺された場合、アナフィラキシーショックで死亡したという例もあります。

刺されたら

もし刺されたらどうすればいいのでしょう?

泳いでいる最中に「ビリッ」とした刺激が走りましたら、まずは大人しく海から上がってください。
その際に、刺激が走った患部は絶対に触らないで下さい。

まだ刺胞がくっついていて、さらに患部にダメージがいく場合もあります。

次に患部を海水で洗い流してください。
必ず海水で洗い流して下さい。

真水で洗いますと浸透圧の影響で出てきた毒針に再度やられる可能性もあります。

この時に刺胞がくっついている場合ゆっくり剥がしていってください。
海水浴場に用意されているなら、救護室に。
ない場合は、安静にし、皮膚科にて診察を受けましょう。
私は、敏感肌という事もあるかもしれませんが、3年位前に「アンドンクラゲ」に刺された二の腕に未だにアザが残っています。
身体の柔らかい部分であれば、それだけ残りやすいと思います。
「カツオノエボシ」に刺されて、何十年もケロイド状の痕が残ったという報告もあります。

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クラゲ対策

では、一体どう対策をすればいいのでしょうか?

  • ラッシュガードやTシャツを着る
  • 日焼け止めやワセリンを厚めに塗る
  • クラゲ予防用のローションを塗る

以上の対策で被害が大分軽減されるとは思いますが、それでもガードしきれないところも出てきます。
一番いいのは、
お盆過ぎには海水浴を避けるというのがベストかもしれませんね。

思わぬ危険生物

以上、お盆の海水浴でのクラゲに関してお伝えしてきましたが、もう一つお伝えしておきたいことがあります。

上で書いたようにクラゲ対策を行っても、勝てない危険生物がいます。

「アカエイ」です。

こいつです。
他にも危険な生物や、危険な状況が海にはありますが、大体が海水浴場でアナウンスしてくれます。
クラゲに関しても、あまりにも大量に発生していると、遊泳中止になる事もあります。
しかしこの「アカエイ」だけはとてもやっかいで、

かなり浅い場所までくる上に、砂に混じって見つけにくい場合もあります。

一度小さな子供が浅瀬でジャブジャブ水遊びをしている時に、すぐ横にじっといた時はゾッとしました。
向こうから何か仕掛けてくるような事はありませんが、存在に気づかずに踏んでしまうと、尻尾の毒の棘で刺される可能性があります。
噂によりますと、刺されたその痛みは、まるでドリルで刺されたような感覚らしいです…。
対策がなかなか取れない点では、クラゲより厄介かもしれませんね。

まとめ

いかがでしょうか?
海水浴はすごく楽しいですよね。
でも、ちょっとした事で、楽しい事も嫌な思い出となってしまうもの。

なるべくお盆以降の時期は避けるように海水浴を楽しみましょう。

お休みの兼ね合いや、どうしても海に入らないといけない時は、しっかりと対策はしましょう。
クラゲ避けのネットを張ってくれている海水浴場もあるようなので、そういった対策がしっかりと施されている海水浴場を選ぶのもいいと思います。
そして対策をしても両手放しに安心はせず、足元にも注意を払いましょう。
皆様の残りの夏が有意義なものとなりますように。

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