そう、カバですよね。
え?パンダ?ライオン?ゾウ?ペンギンのお散歩?モグモグタイム?
きょ、今日は皆んなが大好きな動物園のアイドル、カバを紹介したいと思います!!
カバの基本情報
大きさ:体長3.5〜4.0m、体重はオスで1,600〜3,200kg、メスで1,400kg
寿命:約30年
生息地:サハラ砂漠以南のアフリカ大陸
カバの生態・特徴
よく水中からひょっこりと顔を出してる姿を想像出来ますが、それは鼻と眼と耳が直線状に位置しているから成せる技で、これで周囲の様子をじっと見ています。
よく口をパックリと開けているイメージがありますが、口は150度まで開閉出来ます。
これだけを見ていると、水面からひょっこり顔を出して、口を大きくパクパクする変わったカバ野郎ですが、実は「縄張り意識」がめちゃめちゃ強いことで有名です。
その強さは、例えライオンであれワニであれ、一度その縄張りを犯そうものなら、生きては帰れません。
そんなパワーどっから出てくるのだろうか?
「きっとバクバクと肉を食べているに違いない!」、「いや、水辺に住んでいるから、魚を食べているのか?」と想像してしまいそうですが、草食です。
赤い汗
カバには人間のように汗腺や皮脂腺がありません。
しかし、
厳密には汗ではありませんが、最初は透明に近いピンク色の粘液で徐々に赤くなっていきます。
人間は皮脂腺から出す分泌物で身体の表面を守りますが、カバはこの「赤い汗」で、乾燥や、細菌感染から身を守っているのです。
カバは縄張り意識が強いとお伝えしました通り、それ故に喧嘩による傷が絶えません。
でも、縄張りを守った後は毅然と泥水の中に入っていくわけです。
それでも傷口が化膿しないというのはかなり優秀な粘液でしょう。
人間では、顔が脂でテカテカな男性は女性にモテませんが、カバはこの粘液でベトベトのカバの方がモテるかもしれませんね。
動物園のカバのプールは水が濁り過ぎ
カバを見に動物園に行くと、いつも思うことがあります。
上述したように、カバは水辺の生き物です。
ですので、動物園でも同じように、カバの住みやすい環境としてプールが用意されています。
中にはそのプールを横から見る事ができ、水中のカバの様子も見ることが出来る動物園もありますよね?
彼らの本能でそれを行っているのですが、その結果カバのプールは大体濁っているという事になるのです。
そんなカバの展示スペースですが、優秀なろ過システムを導入し、透明な水を保っている動物園も最近では多く出てきました。
このシステムにはかなりの初期投資が掛かります。
ですので、カバの展示スペースのプールの水が透明な動物園はかなり頑張っている動物園と言えるでしょう。
アフリカで恐れられるカバ
生き物となると「蚊」とかが一枚上手をいっているでしょうが、そう言われているぐらいアフリカでは恐れられている生き物なのです。
日本でもカバの飼育員が襲われ怪我をしたというニュースもありました。
つい先日も、ケニアで台湾人観光客がカバに襲われて死亡するというニュースがありました。
檻にいるカバを見る程度なら問題ありませんが、カバの至近距離に近づくようなアクティビティをされる際は本当に注意して下さい。
特に、
彼らにとってその行動は、退路を遮断されたと感じるようです。
カバオくん
話は少し脱線しますが、
私は「カバオくん」でした。
アンパンマンに登場するカバオくんです。
カバは「陸上最強」とまで言われている動物ですが、カバオくんはどうでしょうか?
いつもバイキンマンに騙されて、アンパンマンに助けられているのが安易に想像できます。
本気を出したら、アンパンのパンチ力を遥かに凌駕するタックルと踏みつけ攻撃を持っているとは思うのですが、一向に戦う気配がありません。
むしろ、
もしかしたら、アフリカで恐れられているカバ以上に、あの世界ではカバオくんがまた何かのトラブルを持ってくるのではと恐れられているかもしれませんね。
水辺とカバオくんの間にバイキンマンを配置した時、そう、それがアンパンマンの最終回かもしれませんね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
カバは小さい頃から馴染みがあるけど、なかなかパッとしない動物の代表だと思います。
しかし、こんなにも魅力的なんだぞという事がお伝え出来たでしょうか?
それでは要点をまとめます。
- カバは異常な程縄張り意識が強い生き物
- カバは自らが出す優秀な赤い粘液に守られている
- カバの展示スペースのプールが綺麗な動物園は頑張っている証拠
- 水辺とカバの間には絶対に入らない!