色の持つイメージとその色をロゴに用いた企業例(2/2)

色の持つイメージとその色をロゴに用いた企業例(2/2)

皆様、色を選ぶときどうやって選びますか?
色を選ぶと言っても様々なシーンで色を選ばないといけないでしょう。

結婚式の時に真っ白のドレスやスーツで行く事はないですよね?

結婚式で白を着てもいいのは新郎新婦だけです。
そうやって私たちは、

何故その色がそのシーンに相応しいのかって理由は分からなくても、そのシーンごとにイメージの色を持ってきました。

今回はそんな色のイメージの紹介と、その色を企業の顔とも言うべきロゴに用いた企業を代表的なものだけ紹介したいと思います。
この記事では、「緑・青・紫・白」に焦点を当てておりますので、「黒・赤・オレンジ・黄色」のイメージはこちらをご覧ください。

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緑ってどんな色?

緑は自然をイメージさせる色で、そこから派生し平和の象徴的な色で、色彩心理と観点から見て赤と対照的にある色です。
周囲の雰囲気によってイメージが左右される色です。

安心感を与える色、自然な色、若い色といったイメージを持ちます。

緑をロゴに採用した企業例

スターバックス

シアトルスタイルのカフェブームを作ったスターバックスですが、今のロゴは4代目のロゴです。
緑色のリラックス効果がカフェの居心地の良さになっていますね。

モスバーガー

美味しくてちょっと高級感のあるハンバーガーチェーンのモスバーガー。
コンセプトの手作りや愛情が、安心感の与える緑にマッチしています。
「M」の文字が赤で表記されている場合もあり、赤と緑の組み合わせはとても食欲を誘う色です。

JT

たばこや食品、飲料の製造販売を行なっているJT(日本たばこ産業株式会社)。
「ひとのときを、想う」というキャッチコピーにも表れるように、ちょっとした一時の癒しに緑は抜群の効果を持っていますね。

青ってどんな色?

ビジネスシーンでもよく使われる色であるように、時代や国を超えて世界中で愛されている色です。
自然界に目を向けても、空や海の色でもあるように不快に思う人が少ない色でもあり、興奮を抑え気持ちを落ち着かせる効果もあります。

爽やかな色、清楚な色、知的な色といったイメージを持ちます。

青をロゴに採用した企業例

ANA

ANA(全日本空輸株式会社)は日本の航空会社です。
飛行機の機体から、客室乗務員の制服まで、濃いブルーが所々に配色されているのですが、空の青のようで、実は海の青なのです。
海の神様トリトンにあやかり、「旅の安全」がそのブルーに込められています。
興奮を抑える色は安全なフライトにも繋がっているのかもしれませんね。

ローソン

大手コンビニチェーン店で良くお世話になっているローソン。
青地に白のミルク缶で有名なこのロゴは、米国で生まれた牛乳販売店がそもそもの始まりで、そのままこのロゴが使用されています。
この爽やかな配色には、爽やかな接客が似合いますね。

パナソニック

パナソニックは電機メーカーで、家電事業だけでなく住宅関連の事業等、幅広いジャンルを手掛ける企業です。
夜明け直前の空のように、希望に満ち溢れた青として、知的な印象だけでなく、未来感も演出しています。

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紫ってどんな色?

歴史上最も手に入れることが難しかったと言われている色だけに高貴で神秘的なイメージを持ちます。
赤と青の性質を持つだけに二面性を持ち、高貴にも下品にも見えるし、神秘的でも不安を掻き立てる色でもあります。

古典的な色、上品な色、芸術的な色といったイメージを持ちます。

紫をロゴに採用した企業例

ヤマハ

ヤマハは総合楽器メーカーで、オートバイを手掛けるヤマハ発動機と同じ形のロゴを使用しておりますが、紫を使用しているのは、楽器メーカーの方のヤマハです。
紫を使用する事で、古典的な配色でありながらも、動と静が合わさる音楽のらしさやヒーリング効果まで得る事が出来ている印象です。

ガンホー

ガンホーはオンラインゲームの運営を行う会社で近年とても有名になりました。
赤と青の量を変えると紫はとても幅広い色になります。
この人が笑ったような形に「面白さ」「楽しさ」「驚き」を表現したように、紫の幅広さがコンテンツのエンターテイメント性の広がりに繋がっているのでしょう。

ANNA SUI(アナスイ)

ANNA SUIはアメリカのファッション及び化粧品の女性向けブランドです。
黒と合わせる事で、より浮世離れした印象が、他との差別化を求めるターゲットに合致したのでしょう。
根強い人気のあるブランドですよね。
独特な色使いで、ここまで紫の二面性を引き出しているロゴも珍しいです。

白ってどんな色?

物体が全ての波長の光を乱反射する時、その物体を白と表現し、時に無色と呼ばれる色です。
清潔感を感じさせる色であり、始まりや出発等まっさらでこれから先への期待が持てる色でもあります。

健康的な色、清潔感のある色、純粋な色といったイメージを持ちます。

白をロゴに採用した企業例

Apple(アップル)

この記事をiphoneから見ている人も多いのではないでしょうか。
ソフトウェア開発販売会社のAppleのロゴはかじられたリンゴで有名ですよね。
カラーに関しては、最初虹色のような印象でした。
当時の時代のコンピューターというものの印象を変える為の配色ですが、今は逆に白でゴチャゴチャした時代の中で純正なイメージがありますよね。

アディダス

スポーツ用品メーカーのアディダスは少し珍しく、複数のロゴを持ち、どれも認知度が高いです。
ロゴ単体で見ると黒を使っている印象なのですが、背景色を使用している場合、ほぼ白でロゴが使用されています。
よく使われる背景色が青で、その次が黒でしょうか。
どちらも白で清潔感や健康的な感じが増し、スポーティな印象に一気に仕上がっています。

ウィキペディア

企業と言うとちょっと違う感じがありますが、誰でも編集可能なフリー百科事典ウィキペディア。
様々な情報が詳しく載っており、また誰でも編集が可能で、真偽が疑わしい情報もありますが、白いロゴがより真実味を増す役割にもなっているかもしれませんね。

まとめ

色のイメージの紹介と、その色を企業の顔とも言うべきロゴに用いた企業を代表的なものだけ「緑・青・紫・白」に焦点を当てて紹介させていただきました。
「黒・赤・オレンジ・黄色」のイメージはこちらをご覧ください。

他にも色に関する記事を執筆しておりますので、そちらもよろしければ見ていただけると幸いです。

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