色の持つイメージとその色をロゴに用いた企業例(1/2)~黒・赤・オレンジ・黄色~

色の持つイメージとその色をロゴに用いた企業例(1/2)~黒・赤・オレンジ・黄色~

皆様、色を選ぶときどうやって選びますか?
色を選ぶと言っても様々なシーンで色を選ばないといけないでしょう。

お葬式の時に真っ白のドレスやスーツで行く事はないですよね?

お葬式と言えば黒ですよね。
そうやって私たちは、

何故その色がそのシーンに相応しいのかって理由は分からなくても、そのシーンごとにイメージの色を持ってきました。

今回はそんな色のイメージの紹介と、その色を企業の顔とも言うべきロゴに用いた企業を代表的なものだけ紹介したいと思います。
この記事では、「黒・赤・オレンジ・黄色」に焦点を当てておりますので、「緑・青・紫・白」のイメージはこちらをご覧ください。

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黒ってどんな色?

黒は光がまったくない状態を意味し、犯罪の容疑や不正、非合法な表現で使われるが、その一方で最上位のランクに表される色でもあります。
他の色に合わせるとイメージが上乗せされるぐらい影響力のある色です。

高級感のある色、厳格な色、負を連想させる色といったイメージがあります。

黒をロゴに採用した企業例

ナイキ

スポーツブランドとしてお馴染みのナイキ。
ブランド名を勝利の女神「ニケ」から取っているように、スポーツと勝利は切っても切り離せないものです。
ナイキはこのロゴをそのシーンによって様々なカラーで展開していますが、黒にする事で高級感が一気に増します。

ドトール

ドトールは言わずと知れたコーヒーショップです。
文字に縦線を入れ、コーヒー豆をイメージしています。
黒と黄色で一気に目を引き、そこにコーヒーに対する信頼性が垣間見える配色です。

WWF

企業とは少し違いますが、WWF(世界自然保護基金)は自然環境の保護をする団体です。
パンダをモチーフにしているだけに、白黒なのですが、それにより純真に環境保護を事を考え、それに厳格な意思で立ち向かう印象も持ちますね。

赤ってどんな色?

赤は人間が確認できる光の中で最も長い波長を持っていて、夕日が赤く見える理由もこれが関係してきます。
「あか」で漢字を変換しても、「緋・朱・丹・紅」といっぱい出てくるように歴史の中で、文化的にも社会的にも大きな役割を担ってきた証拠でもあります。

情熱的な色、愛を象徴する色、力強い色、おめでたい色といったイメージを持ちます。

赤をロゴに採用した企業例

日清食品

カップヌードルでお馴染みの日清食品。
赤は美味しく感じる色でもあり、日本人にとっての太陽の色でもあります。
その丼の形の赤が食欲を刺激するだけではなく、日本の未来への想いにも繋がる色ですね。

レッドブル

レッドブルは有名なエナジードリンクです。
赤には興奮を誘う効果もありますので、情熱的なその見た目から、とても力強くパワーみなぎる印象になっております。
飲む前から少し興奮できるエナジードリンクですね。

Adobe

AdobeはIllustratorやPhotoshop等のソフトウェアを開発している企業です。
全世界のクリエーターがこぞって使用する理由には、この赤色がクリエーターの意欲を刺激しているのかもしれませんね。
赤は時間を短く感じる色でもありますので、刺激された意欲で一気にクリエイティブな時間を作り出すのかもしれませんね。

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オレンジ

オレンジってどんな色?

強い色「赤」と「黄」の間の色で、暖色系の中でこの色を嫌う人が少ないとも言われており、日本や中国では幸福の色をされています。
歴史的に個性を持ったのは遅く、その理由に英語でも、「オレンジ」と果物名前から付けられています。

暖かい色、元気な色、陽気な色といったイメージを持ちます。

オレンジをロゴに採用した企業

じゃらん

じゃらんはお出かけ情報サイトです。
太陽をもイメージさせる陽気な色が、外出したいという意識に働きかけているのでしょう。
幸福な気持ちにさせてくれる色ですので、外出先で何かいい事がありそうに思いますよね。

au

2012年の新生auと同時に登場したこのロゴは、「あたらしい自由。」をコンセプトに作られています。
「au」の由来は、Access・Always・Amenityの「a」に、Unique(ユニーク)、Universal・Userの「u」を組み合わせた造語で、この暖かいオレンジとマッチしていますよね。

BEAMS

オリジナルの衣料品も販売するセレクトショップであり、ターゲットは若干若者よりのBEAMSです。
このネーミングとターゲットである若者に、この元気な色が響いたのでしょう。
気構えせずにお店の敷居をまたげるのはこのオレンジがなす力かもしれませんね。

黄色

黄色ってどんな色?

黒と合わせるととても目立つ色となる色で、アジア各地で僧侶の衣の色に使われるように、高貴な色でもあります。
日本では太陽は赤、月が黄色ですが、世界的には圧倒的に太陽が黄色とする国が多いです。
黄色い声援と言われるように、

元気な色、明るい色、幸福な色といったイメージがあります。

黄色をロゴに採用した企業

ロフト

ロフトは色々なものを扱う生活雑貨の専門店です。
このロゴの素晴らしいところは、黒と黄色の反則的な目のひきやすさ。
まず目を引いたら、次はポップな文字がとても楽しそうな場所を想像させてくれます。

カプコン

日本のゲームメーカーであるカプコン。
アーケードゲーム全盛期、カプコンもとても盛り上がった会社だと思いますが、当時はゲームセンターは少し負のイメージがありました。
しかし、ゲームが家庭向けに移行し始めて、今でも強いゲームメーカーである理由は、このロゴの明るい黄色に、清潔感のある青を合わせる事で今も老若男女に親しまれているのかもしれませんね。

ココス

全国的に展開しているファミリーレストランチェーンのココス。
その可愛いネーミングとは裏腹にロフト同様配色でとても注意を引きます。
とにかくお腹が減っている時に目立つ看板があれば入ってしまいますよね。

まとめ

色のイメージの紹介と、その色を企業の顔とも言うべきロゴに用いた企業を代表的なものだけ「黒・赤・オレンジ・黄色」に焦点を当てて紹介させていただきました。
「緑・青・紫・白」のイメージはこちらをご覧ください。

他にも色に関する記事を執筆しておりますので、そちらもよろしければ見ていただけると幸いです。

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