でも一時代を築き少しだけ愛された蛇も存在します。
ガラガラヘビです。
とんねるずの歌で「ガラガラヘビがやってくる」というものがありました。
懐かしいとお思いの方もいますよね。
今回はガラガラヘビを紹介したいと思います。
ガラガラヘビの基本情報
大きさ:最大種のヒガシダイヤガラガラヘビは体長2m、体重10kgを超えるものも
寿命:野生で10〜20年
生息地:北アメリカ大陸・南アメリカ大陸
ガラガラヘビの生態・特徴
ガラガラヘビは、有鱗目・クサリヘビ科・マムシ亜科・ガラガラヘビ属に属するヘビの総称で、
良く知られている種としては、ヒガシダイヤガラガラヘビ・ニシダイヤガラガラヘビ・ヨコバイガラガラヘビ等がいます。
その生態や特徴を見てみましょう。
何を食べているの?
食性は動物食で、爬虫類、鳥類、小型哺乳類等を食べています。
逆に大型のトカゲ、ワシ、キングヘビに襲われる事がありますが、成体が襲われる事は殆どないようです。
どんな所に住んでいるの?
草原、森林、砂漠等の様々な環境に生息しています。
夜行性なので日中は石の下などで眠っていて、餌は暗くなってから探します。
名前の由来となった尻尾
危険を感じると脱皮殻の積み重なった尾を激しく振るわせて音を出し、威嚇します。
脱皮をする度に1節ずつ尻尾に残り、さやのように幾節にも連なっていき、平均8個の節を持ちますが、古くなると抜け落ちます。
赤ちゃんをあやすガラガラのように見えるので、ガラガラヘビという和名がつきましたが、英名の“rattlesnake”も同じ由来です。
ガラガラヘビの毒と人間への危険性
ガラガラヘビといえば、その尻尾のガラガラの次にイメージするのは、
毒の成分は、出血毒が主体で、筋肉毒、わずかに神経毒も含まれます。
唾液が進化したものと言われており、たんぱく質を溶解する性質があるので、咬まれる事により、患部の細胞組織の血管が破壊されます。
激しい痛み、出血、腫れ、血圧低下、腎機能障害、多臓器不全といった症状が出ると言われていますが、
最悪の場合死亡する事もありますが、神経毒に比べると死亡率は低いです。
また、
しかし、筋肉を壊死させる事があるため、一命を取りとめても手足の切断するといった後遺症が残りやすい毒でもあります。
こうやって見ると、とても危険な生物で、それ自体間違っていないのですが、性格はというと意外と臆病で、人間を避ける性質があります。
警告音を耳にした場合、こちらから手を出しに行かずに、ゆっくりと距離を取るようにすれば襲ってくるような事はありません。
ガラガラヘビに関するニュースから見るその恐ろしさ
昨年(2018年)、アメリカで「切断された毒ヘビの頭部が男性の指を咬む」というニュースが話題になりました。
アメリカ・テキサス州でガラガラヘビの体をシャベルで切断した男性が頭部部分を拾い上げようとした際に指を咬まれる被害に遭いました。
男性は、
アリゾナ州の毒物・薬物情報センターの責任者によると、ヘビは死んだ後の数時間、反射神経を動かし続けるようです。
厄介な事に、頭部を切断された場合、脳の能力が欠如するため送り出す毒液の量が決められず、本能的に出来る限りの量を流し込もうとするという。
頭部と体が離れたガラガラヘビによる被害例は、アメリカ・ペンシルベニア州で2016年にも発生しており、あながち珍しい出来事ではないみたいです。
もし、ガラガラヘビの頭部を切断する事があっても、気を抜かないようにしたいですね。
YouTubeで学ぶガラガラヘビの尻尾の中身
2019年4月現在、8000万以上再生されている大人気動画です
ガラガラヘビのガラガラの部分を割ってみたら、何が出てくるのだろうという趣旨の動画なので、興味がありましたら一度見て下さい。
上述しましたように、赤ちゃんをあやすガラガラのように見えるので、ガラガラヘビという名前がついたとお伝えしましたが、この動画を見ていただいたら分かるように、ガラガラヘビのシッポの中には、おもちゃのようにボールは入っていません。
ガラガラヘビがやってくる
どれぐらいの方が知っているのでしょうか?
昔とんねるずが出した「ガラガラヘビがやってくる」という歌が流行っていたみたいですね。
子供の頃聞いていて、歌ったりもしていたのかな?
当時は何も思わなかったのですが、
時代と当時のとんねるず、作詞の秋元康の凄さが伺えます。
一度探して聞いてみて下さい!
まとめ
いかがでしたか?
ガラガラヘビに関してお伝えいたしました。
毒を持った、ガラガラで威嚇してくる、ちょっと怖いヘビですが、「ガラガラヘビがやってくる」のミュージックビデオを見ていると、可愛く思えてきますよね。