なりやすい人の特徴とは?五月病の原因と対策を解説

なりやすい人の特徴とは?五月病の原因と対策を解説


時折夏日を記録する地域もちらほらとはございますが、清々しく活動的になれる季節がやってきましたね。
新年度がスタートし、3週間が経とうとしています。
新しい環境に慣れ始めようとするこの時期は、緊張と疲れの蓄積する時期でもあります。
あと少しでゴールデンウィークを迎えますが、連休により張り詰めた糸が切れ、連休が終わった5月に気分が優れないという症状、俗にいう“五月病”というものが出始めます
今回の季節の情報は、五月病の原因と対策、また五月病になりやすい人の特徴に関してお届けしたいと思います。

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五月病とは

五月病とは、正式な医学用語ではなく、5月の連休後に“憂鬱になる”“なんとなく体調が悪い”“会社や学校に行きたくない”などの軽いうつ的な気分に見舞われる症状を指します。
仕事の内容や環境が自分に合っていないために、“適応障害”を起こしている可能性もあります。
以前は新入社員や新入学生に多く見られていましたが、現在は転勤や転職、または部署異動などで新しい環境に変わる中高年の人にも増加しています。
今まで楽にできていたことができなくなったり、大好きだった趣味に興味がなくなったり、常に不安で落ち着かなくなったら要注意です。
また、胃痛や食欲不振、頭痛、めまい、不眠などが起こることもあります。

五月病の原因

五月病の主な原因はストレスや疲労で、症状も精神的なものから身体的なものまでさまざまです。
進学や就職、転居などで新しい環境に変わる人が多い新年度は、特にストレスがたまりやすい時期なのです。
五月病の原因で一番多いのは適応障害と言われていますが、実は発達障害の人もいると考えられており、発達障害には、自閉症、注意欠如・多動性障害(ADHD)、アスペルガー症候群など、さまざまなタイプがあります。
学生時代成績優秀だった人が、社会に出るとうまくいかないというケースは、アスペルガー症候群の可能性があります。

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五月病にならないための対策

五月病を予防するための対策として、ストレスや疲労を溜め込まないことが大切と言われていますが、具体的なストレスの解消法として以下のようなものが挙げられます。

  • 趣味に打ち込む
  • 運動をする
  • 身体のリズムを整える
  • 悩みを打ち明ける

まず、趣味に打ち込むことで、脳内で幸せホルモンと呼ばれている“セロトニン”の分泌が活性化し、ストレスが緩和されます。
料理・釣り・映画鑑賞・読書など普段続けていた趣味や好きなことをしてみましょう。
身体を動かすことも、緊張を和らげリラックスすると言われています。
身体が重いと感じたら積極的に身体を動かしてみましょう。
そして、身体のリズムを整えることを心がけることも大切で、睡眠の質を高めるために寝る前にデジタル機器に触れることは極力控え、休日もある程度決まった時間に起きましょう。
また、周りにも同じようなストレスを抱えている方が必ずいます。
この機会に悩みを打ち明けてみましょう。
悩みを外に出すということが重要となるので、相手がいない場合、文章に書いてみることでも随分と楽になりますし、明確に問題点が見つかったり、新しい視点の発見にもつながるかもしれません。
ストレスは必ずあるものという認識を持ち、ストレスと上手に付き合えるようにしましょう。
特に几帳面でまじめ、嫌と言えないタイプの人ほど五月病やうつ病になりやすいと言われているので、思い当たる人は注意し、積極的に上記のように意識を変えてみましょう。
何より、新しい環境では失敗はつきものです。
深刻に物事を捉えすぎず、「できる範囲で頑張ろう!」と気楽に思うことが大切です
食事面での対策として、上述しましたセロトニンを生成する栄養素を含む食品を摂取するといいでしょう。
具体的には、バナナ、豆腐や納豆などの大豆製品、乳製品、卵、いわしなどの青魚、レバーなどが挙げられます。
逆に、カフェインや甘いものは睡眠や内臓に悪影響を与えるため、控えましょう。

五月病になりやすい人の特徴とは

ストレス社会を生きる現代人は、誰しもが五月病にかかる可能性があります。
特に次に挙げるような方は注意が必要です。

  • この春に入学・就職・転勤などで環境が変わった
  • 人事異動などで職場の雰囲気や人間関係が変わった
  • 新たに責任あるプロジェクトを任された
  • 生活リズムが乱れてきた
  • 冬から春にかけて長時間の残業を行っていた

また、以下の項目に当てはまる人は五月病からうつに発展しやすいので要注意です!

  • 几帳面で真面目
  • 責任感がある
  • 全部を一人で抱え込んでしまう
  • おとなしい
  • 完璧主義

これらに当てはまる場合でも、ストレスに強いという人は大丈夫ですが、少しでも不安があるようでしたら上手にストレスを発散できる方法を探してみてください。

まとめ

新年度が始まりました。
五月病の原因と対策、また五月病になりやすい人の特徴に関してお伝えしました。
自分は症状が出ていないという場合でも、周囲には五月病になっている人がいるかもしれません。
周りの人で「ゴールデンウィーク後に様子がおかしいな」と感じたら、声をかけ、みんなで五月病やうつ病を予防していきましょう。
また、コロナ3年目のこの春、リモートでの業務や授業を行っていた職場や学校でも、対面に切り替えるというところも多く、以前の日常が少しずつ戻ってきました。
以前の日常がようやく戻ってきたということは、今年度は以前よりも大きく環境の変化があるということです。
晴れやかに連休後の日常を送れるように、今から少しずつ対策をとっておきましょう!

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