2年目以降高くない?ドメインの種類と取得にかかる費用・更新料について解説

2年目以降高くない?ドメインの種類と取得にかかる費用・更新料について解説


前回のブログ運営に関する記事で、お名前ドットコムとエックスサーバーについて書かせていただきました。
「エックスサーバーでのドメイン取得とお名前.com(ドットコム)でのサーバー契約について解説します!」はこちら
キャンペーンをやってるなら、エックスサーバーでドメインも取得した方が楽だよという話をしましたが、今回の記事ではドメインのコスト面に関してもう少しお伝えしたいと思います。
この度自分のポートフォリオサイトを作ることになり、欲しいドメインを検索したのですが、「.com」がすでに他の方が取得しており、「.jp」で取得しました。
「.com」より「.jp」のドメインの方が取得にかかる料金と更新料が高いのですが、この二つにそこまでの違いがあるのでしょうか?
また2年目以降契約を更新する際、ドメインによりどれぐらいの差が出るのでしょうか?
前置きが長くなりましたが、この二点について少し解説をさせていただきます。

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ドメインの種類とそれぞれの違い

Webサイトを開設しようとした時、何の知識もない初心者が悩むのが「ドメインの種類」です。
ドメインを取得しようと、考えていたドメイン名を検索した時、初心者でも聞いたことのあるような「.com」や「.net」が取られていたということも多々あることです。
そこで、例えば「.co.jp」なら取得できるけど高い、「.xyz」なら取得できるけど初めて見るドメインで不安というような悩みが考えられます。
そこで、以下の主要トップレベルドメインからこれからWebサイトを開設しようと考えている方が目にするであろうドメインの種類を紹介しますので、参考にしてください。

  • ジェネリックトップレベルドメイン(gTLD)
  • 国別コードトップレベルドメイン(ccTLD)
  • 新gTLD

ちなみにトップレベルドメインとは、ドットで区切られた一番右のラベルを指します。

ジェネリックトップレベルドメイン(gTLD)

ジェネリックトップレベルドメイン(gTLD)、または分野別トップレベルドメインと呼ばれるドメインは、どこに住んでいても入手できるドメインです。
現在では誰でも使用できますが、本来はドメインユーザーが以下の表のような目的で使用されていました。
私たちがよく目にする代表的なものを挙げていきます。

gTLD
由来
用途
.com
commercial
商業団体
.net
network
IT組織
.org
organization
非営利団体

国別コードトップレベルドメイン(ccTLD)

国別コードトップレベルドメイン(ccTLD)はISO(国際標準化機構)で規定された二文字の国コードをTLDに使います。
日本では「.jp」が使われており、これは日本に住んでいる人でなければ使用できません。
また、ccTLDはセカンドレベルドメインによって「属性」を分けることができ、特定の条件を満たすことで登録可能です。
「.jp」で私たちがよく目にするものであれば、以下のようなものが挙げられます。

ccTLD
用途
co.jp
日本で登記された外国会社を含むほとんどの形態の会社および信用金庫、信用組合。
ne.jp
日本国内のネットワークサービス提供者が、不特定または多数の利用者に対して営利または非営利で提供するネットワークサービス。
一部携帯メールにも利用。
or.jp
財団法人・社団法人・医療法人・監査法人・宗教法人・社会福祉法人・特定非営利活動法人・独立行政法人・特殊法人(特殊会社を除く)・農業協同組合・生活協同組合、その他日本国法に基づいて設立された法人、国際連合などの公的な国際機関、外国政府の駐日公館、外国政府機関の駐日代表部その他の組織、国連NGOまたはその日本支部。

登録するにはそれぞれの登録要件を満たしていることが必要とされ、一つの組織でいずれか一つしか取得することができません。

新gTLD

最近では新ドメインと呼ばれる「新gTLD」もたくさん登場しています。
例えば、「.tokyo」や「.shop」、「.xyz」など。
ドメインだけで直接どういう業種か分かったり、短いドメインでもこういったトップレベルドメインなら取得できることもあります。

ドメインの種類とSEOの関係

トップレベルドメインの種類について紹介しましたが、じゃあ取得できるドメインならなんでもいいのか。
それともSEOに影響はあるのか。
少し気になるところではありますよね?
結論から言うと、トップレベルドメインがSEOに影響を及ぼすということはありません。
ただ、URLをパッと見たときに、「.jp」だと日本のサイトなんだと安心感を与える効果はあります。

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ドメインによるかかる費用の違い

次にドメイン取得にかかる費用と更新料について解説したいと思います。
ドメインを取得する際、例えばお名前.comなどで「1円〜」みたいな広告を目にすることがあると思います。
確かに1円で取得できますが、トップレベルドメインによっては1円では取得できません。
さらに、これは初年度の登録料金であって、2年目以降の更新で料金は上がります。
以下の表はお名前.comで2022年2月現在の登録料金と2年目以降の更新料金を、代表的なものでピックアップしたものです。
※キャンペーンにより安くなっているものもありますので、あくまで登録料金と更新料金の違いの参考として記載しております。

代表的なドメイン
登録料金(1年目)
更新料金(2年目以降)
.com
1円
1,408円
.net
1円
1,628円
.org
860円
1,628円
.jp
330円
3,124円
co.jp
1,980円
4,158円
or.jp
4,000円
4,158円

さらに、これに「Whois情報公開代行」と「ドメインプロテクション」をオプションでつけた場合、さらに料金が上乗せされます。
こちらに関してはまた別の記事で解説いたします。

まとめ

以上、ドメインの種類と取得にかかる費用・更新料について解説いたしました。
これからドメインを取得し、ホームページやブログの運営をしようと考えている方の参考になりましたでしょうか。
基本的に初年度はドメインにかかる費用が安くなりますが、2年目以降トップレベルドメインによっては結構なコストとなります。
自分の気に入ったドメインを取得する前に、色々と考えてみてください。

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