猛暑のカリフォルニアと山火事から地球温暖化と寒冷化を考える

猛暑のカリフォルニアと山火事から地球温暖化と寒冷化を考える

温暖化と寒冷化のイラスト
先月の8月17日、静岡県浜松市で、2018年7月23日に埼玉県熊谷市で観測された日本国内史上最高気温の41.1℃に並ぶ気温が観測されました。
海外に目を向けると、米国カリフォルニア州ロサンゼルスでは9月6日、

観測史上最高となる気温49.4℃を記録しました。

またカリフォルニア州では8月16日にデスバレーで54.4℃を観測し、

猛暑が続いていることで、山火事も再び勢いを増している。

今回は勢いを増した山火事のメカニズムと、地球は温暖化するのか、または寒冷化に進むのかに関する情報をお届けしたいと思います。

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カリフォルニアの山火事の概要

まずは、米国カリフォルニア州で過去最悪の山火事へと発展しているこの問題。
きっかけは奇妙に多発した雷でした。
8月の第3週の終わりに州北部全体で激しい雷が発生し、

400近い場所で火災が発生し、その多くが大火災に発展しています。

火災が同時に多発することで消防隊も各地の対処に追われ、火災を抑え込めなくなっています。

カリフォルニアの山火事のメカニズム

では、

なぜこれほどの事態にまでこの山火事が発展したのでしょうか。

そもそも雷自体が8月のカリフォルニアであちこちと見られることは珍しいのですが、これは、8月中旬にメキシコ最北のバハ・カリフォルニア州から北進したトロピカルストーム(熱帯暴風雨)「ファウスト」によって送り込まれた湿気に起因していると考えられています。
私たちが住む日本でもよくある雷を想像した時、同時に土砂降りの雨が降っているイメージを持ちますよね?
しかし、

雷が発生したからと言って必ずしも雨が降るわけではなく、さらには高い位置から降る雨は地表に到着する前に蒸発してしまうのです。

そういった不幸な条件や、雨の伴った雷でも移動スピードが速かったり、冒頭でもお伝えした猛暑が重なり、雷が落ちたことで生じた火花を抑えることが出来ませんでした。
さらには、以前からの干ばつと熱波による影響は、辺りの植物を乾燥させ、山火事が広がる燃料として申し分のない状況になっており、山の上方には下層ジェット気流が発生し、強風が地表に突風を巻き起こしました。

BBQの炭に火をおこす際の状況を想像して欲しい。

まさにその状況がカリフォルニアの山で起きていたのだ。
また、山火事で発生した煙が上昇気流となり、上空で水の分子を吸い寄せ厚い雲を作ることで、また雷が発生するのです。
不運に不運が重なり、その状況がさらなる不運を呼ぶことが、山火事がより勢いを増すメカニズムとなってしまいました。

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地球はこれからも温暖化が進むのか?それとも寒冷化が始まるのか?

日本での現在の最高気温の記録は、先日の静岡県浜松市と、2018年に埼玉県熊谷市で観測された41.1℃です。
歴代の最高気温をさかのぼっていくと、2013年の高知県四万十市で41.0℃、2007年の熊谷市と岐阜県多治見市で40.9℃、とさかのぼることが出来るのですが、

その前の記録となると、1933年に観測された山形の40.8℃になります。

こう見ると、最近になって暑くなってきているという印象を持ってしまいまうすよね。
要因としては様々な見方があり、都市化なんてのも気温上昇の要因に挙げられますが、現在多くの支持を得ているのは地球温暖化です。
18世紀半ばの産業革命以降、化石燃料の使用や森林の減少により、大気中の温室効果ガスの濃度が急激に高くなり、地球が温暖化していくこととなったと言われております。
確かに上記の理由により地球が温暖化していることは間違いないでしょう。
しかし、人間活動が実際に気温を“何度上げているのか”は分かりません。

地球は人間がいてもいなくても、温暖化と寒冷化を繰り返してきましたので。

ただ私は、寒冷化に向かうのではないかなという見方の方がより信ぴょう性があると思っています。
以前当サイトで太陽の話を数回に渡りお届けさせていただきましたが、太陽の状況を見る限りでは寒冷化に向かっていると言ってもいいでしょう。

2021年ぐらいに太陽は極小期という周期に入るのではないかと言われています。
極小期が続くと、小さな氷河期になります。

都市伝説級に信じられない話だととお思いでしょうか?

実際に江戸時代にこの周期に入っており、江戸周辺までタンチョウは飛来してきております。
そこから、徐々に温暖化し今がピークでまた寒冷化する太陽の活動を考えると人間活動の影響がどれだけなんて誰も分からない気がします。

まとめ

全世界が今新型コロナウイルスの脅威にさらされ、徹底してマスクを装着する中、

猛暑によりマスクをすることで熱中症でかえって死亡してしまう事例も発生しております。

カリフォルニアでは山火事による煙が呼吸器疾患の症状を悪化させる要因となる場合もあるようです。
山火事のいち早い鎮静化を願いつつ、要因となりうる地球温暖化への意識を考えないといけないと思います。
しかし一方で、寒冷化の傾向があることも忘れてはいけません。

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