2018年9月30日、前翁長知事の死去に伴い投票が行われた沖縄知事選挙。
今回の選挙戦で、米軍普天間基地の移設計画の是非が特に大きな争点となっていた。
反対派の玉城デニー氏が当選した事で、名護市辺野古への基地移設を推し進めたい安倍政権にどう影響が出るのだろうか。
これからの沖縄とともに探っていきましょう。
普天間基地移設問題
まずは、そちらから簡単に解説していきたいと思います。
事の発端は、
それを受けて、当時のクリントン米大統領との日米首脳会談で、普天間基地を全面的に返還する事で合意されましたが、様々な代替地を検討しましたが、移設先がなかなか決まりませんでした。
その間も、市街地にある普天間基地は度重なる事故により「世界一危険な基地」とまで呼ばれるようになりました。
そして、ついに名護市辺野古への移設計画が決定したのです。
さらにこの後に、
辺野古移設のメリットデメリットと様々な意見
上記のように決定された案に対するメリットやデメリットをおさらいしてみましょう。
メリット
- 現在の普天間基地周辺の騒音や事故が減る
- 移設先の辺野古周辺の経済効果が見込める
- 普天間からの移設費用を出せば政府は地代が掛からなくなる
デメリット
- 辺野古周辺の環境が悪化する
- 移設に6千億という費用が掛かる
- 普天間の地代収入がなくなる
様々な意見
普天間周辺の危険が無くなる事は喜ばしい事ですが、
辺野古周辺では、移設に際して環境資源への影響も考えないといけない問題もあります。
様々な賛否が分かれる問題ではありますが、辺野古移設が実現出来なかった場合の日米間の関係も気になるところです。
何故ここまでこじれたのか?
これらの問題は、自民党政権下で決定されてきました。
2009年に民主党に政権交代がされた際に、
この約束に沖縄県では一気に基地のない県への期待が高まりました。
しかし、
沖縄の方からしてみたら、一度約束されたことなのです。
世界一危険な基地のままという沖縄の選択
話を今回の知事選に戻します。
では、
答えは、限りなくゼロに近いでしょう。
さらには、アメリカを動かさなければいけません。
加えて言えば、辺野古移設の遅延は、海兵隊のグアム移転にも遅延が出ます。
何も変わらない世界一危険な基地と海兵隊が残る今までの沖縄に戻るだけでしょう。
さらに泥沼化する移設問題
普天間基地有する宜野湾市の市長だけではなく、
それでも「工事妨害をする」とまで言っている玉城新知事。
この問題が長期化すれば長期化する程、税金が掛かります。
理想の沖縄
ふと、沖縄の理想のカタチってどんなカタチなのか気になりました。
米軍関係で収入を上げられるが少し危険な沖縄でしょうか?
沖縄の方は、普天間の返還はして欲しい、しかし、その普天間基地がある事による収入は手放したくない。
さらに、辺野古でも収入源は欲しいけど、基地はいらない。
沖縄に住んで米軍とともに生きていないと、分からない事もあるのでしょうが、私個人の意見では、理想を求めてゴネているようにしか見えない部分もあります。
一体理想の沖縄ってどのようなカタチなのでしょう?
理想を求めすぎるあまり、妥協点も無くしてしまうと、これまで被害に遭われた方に示しがつかないとも思います。
まとめ
基地問題はデリケートな問題だとは思います。
何が正しくて何が正しくない事なのか判断が難しい事が多いです。
きっとこの問題は長期化するでしょう。
長期化を狙ってもいるでしょう。
ひとまず沖縄県の意見としては辺野古移設に「NO」だと言うことだけは確かで、それがどういった理由かは、人によって立ち位置が違うのでしょうね…。