MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマシリーズ。
昨年の【ワンダビジョン】から始まり、既に5作品が配信されております。
前作では、ついに映画に登場していないキャラクター【ムーンナイト】が新作で配信され、大いに楽しませてもらえました。
そして、今作も同様に映画に登場していない新キャラクターが主人公ということで、この先のMCUの歴史にどういう1ページが刻まれるのか、ワクワクしますよね。
今回は、そんな【ミズ・マーベル】の感想をお伝えしたいと思います。
また、今作は非常にMCUの他作品のネタが多く含みますので、出来れば全ての作品を…と言いたいところですが、【キャプテン・マーベル】だけでも先に観ておくだけで、楽しさが10倍になります。
【ミズ・マーベル】の基本情報
配信期間:2022年6月8日〜
話数:
配信チャンネル:Disney+
あらすじ
もしも憧れのヒーローのようなパワーを手に入れたら…?
キャプテン・マーベルに憧れを抱くカマラ・カーンは、アベンジャーズオタクの高校生。
学校や家庭では自分の居場所が見つからず、「スーパーパワーさえあれば…」と妄想の世界に浸っている。
しかしある日突然、強大な力を手に入れ、妄想したことが現実に!
ヒーローの力さえあれば全てが理想通りになるはず、と思っていたカマラだが、力をコントロールできず次々と問題が起こってしまう。
なぜ、カマラは強大な力を得たのか?
カマラの力に隠された謎は、生活を一変させ、やがて世界をも変えていくことになる。
ヒーローである前にごく普通の高校生であるカマラが、家庭や学校、社会で様々な問題に直面し、力に伴う責任に悩みながらもMCUの世界を今後大きく変えるヒーロー、 “ミズ・マーベル”として目覚めていく。
出典:公式ホームページ
感想
第1話「ジェネレーション・ホワイ」
ミズ・マーベル(カマラ・カーン)は、コミック版で2013年に登場したキャラクター。
比較的新しいキャラクターで、MCUという作品群が始まったのが2008年の【アイアンマン】からなので、マーベル作品が増え続ける限りMCUも永遠に私たちを楽しませてくれるかもしれません。
冒頭MARVELのロゴイントロと共に流れるThe Weekend「Blinding Lights」。
ロゴにカットインする形で始まるカマラの手作りYouTube動画。
ゴリゴリのアベンジャーズオタクで、さらにはキャプテン・マーベル推し。
最新の動画をアップした日は、どうやら運転免許の試験を控えているよう。
彼女はパキスタン系アメリカン人だが、どこにでもいるティーンといった印象。
しかし、徐々に悩める世代だということが分かっていく。
このドラマの特筆して面白いところは、カマラの空想と掛け合わされた心情表現がポップアートのように風景を駆け巡るところ。
家族、学校、様々な悩みの中、唯一心を許せる友人ブルーノ。
彼と一緒にアベンジャー・コンというイベントにコスプレをして参加したいのだけれど、家族の許しがもらえず、仕方なく家から脱走して強引に参加し、彼女が愛しているキャプテン・マーベルのコスプレ審査に参加し、その最中スーパーパワーが開花するというのが、第1話の流れ。
彼女がスーパーパワーを手に入れる要因となったのは家の屋根裏にあったバングル。
ブルーノに自分らしさでマッシュアップさせたキャプテン・マーベルに仕上げるべきだと言われ何かいいものがないか探している最中に見つけたものだが、なぜそこにあるのか、このスーパーパワーの秘密はなんなのか。
気になるところで、第1話は終わり。
それにしても、アベンジャーズオタクが主人公だとそこらじゅうに小ネタが仕込まれていて、同じMARVEL好きとしてニヤッとしてしまうシーンが多かったです。
また、日本でも最近耳にするZ世代という言葉。
英語にすると、“the generation Z”。
第1話のタイトル「ジェネレーション・ホワイ“Generation Why”」は、カマラがバリバリのZ世代でありながら、他のZ世代とはまた違った悩みを抱えているという意味でしょうか。