コロナ禍で混雑なし!?大阪南港ATCで開催されている「マンモス展」に行ってみた!

コロナ禍で混雑なし!?大阪南港ATCで開催されている「マンモス展」に行ってみた!


ついに大阪会場にマンモスがやってきました!
新型コロナウイルスの感染拡大により、

名古屋での開催が中止となってしまった「マンモス展」。
なんとか大阪では通常通りの開催となりました。

私は8月13日(木)に行ってきました。
めちゃめちゃ面白かったです!
開催の見どころや実際に行ってみた感想をお伝えしたいと思います。
どんなコロナ対策を行っていたのか、コロナ禍の中でどれぐらいの人が来場していたのか等も参考にしていただけると幸いです。

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マンモス展の開催概要

イベント名:マンモス展 その「生命」は蘇るのか
公式ホームページはこちら

東京

期間:2019年6月7日(金)~11月4日(月・祝)
会場:日本科学未来館

福岡

期間:2019年11月23日(土)~2020年2月24日(月・祝)
会場:福岡市科学館

名古屋※開催中止

期間2020年3月14日(土)~6月14日(日)
会場名古屋市科学館

大阪

期間:2020年7月31日(金)~9月22日(火・祝)
会場:大阪南港ATCギャラリー

マンモス展のみどころ

マンモス展では、近年のロシア連邦サハ共和国の永久凍土から発掘された古代生物の冷凍標本や、マンモスの冷凍標本から得られた組織を使って進められている研究「マンモス復活プロジェクト」の様子が展示されています。
復活プロジェクトでは近畿大学生物理工学部の研究が紹介されており、最先端生命科学の現状と、その在り方について考える事の出来る内容となっています。
会場では、マンモスの生きた「過去」、永久凍土から姿を現した「現在」、マンモスの復活を掲げた「未来」の3つゾーンで構成されており、いとうせいこうさんのプロローグから始まる以下のテーマでマンモスを邂逅する時間の旅に誘われます。

  • プロローグ
  • マンモス、太古の記憶
  • 永久凍土で待つもの
  • その「生命」は蘇るのか

少しテーマごとの展示の様子をご紹介いたします!

プロローグ

会場に足を踏み入れると、まずはこの企画展の構成を監修するいとうせいこうさんのメッセージから旅は始まります。

なぜ人類はマンモスに惹かれ、復活に向け研究するのか。

また、私たちが考えるべきことは何か。
想いを胸に先に進んでいきましょう。

マンモス、太古の記憶

「過去」に足を踏み入れると、まずは大きな骨格標本が私たちを出迎えてくれます。

私たちの知らない太古の時代では、マンモスはどのような環境に生き、そして絶滅してしまったのか。

今から3万年も前に生きたマンモスや様々な動物が紹介され、当時の地球環境を知ることが出来ます。

永久凍土で待つもの

「現在」に足を踏み入れると、ロシア連邦サハ共和国の永久凍土で行われた発掘調査の現場が紹介され、本企画展の最初の見どころでもある「ケナガマンモスの皮膚」、「仔ウマ(フジ)」、「ユカギルバイソン」など、世界初公開を含んだ様々な冷凍標本を間近で観察することが出来ます。

2013年、世界で初めて完全な形で発掘された「ケナガマンモスの鼻」は、これまで考えられていたマンモスの鼻の形状を覆す発見となった貴重な個体標本です。

保存状態の良い細胞サンプルが採取されたことで、マンモス復活という大きな夢を抱かせてくれる内容となっております。

その「生命」は蘇るのか

最終章となる「未来」に足を踏み入れると、近畿大学の「マンモス復活プロジェクト」と最先端生命科学の「今と未来」を知ることが出来ます。

急速に進歩する生命科学が単純な知的好奇心だけに収まらず様々な分野に役立つことを期待される一方で、絶滅種の復活について倫理的な問題や生態系への影響など、私たちが考えなくてはならない多くの課題があります。
そんな日々進歩する科学技術に向き合い、

私たちはどのような未来をつくるべきなのか、一人ひとりが考えさせられる内容となっております。
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マンモス展に行ってみた感想

それでは、実際にマンモス展に行った際の感想をお伝えします!
まず、南港ATCギャラリーに着くとこんな感じです。

人がいない…。
木曜日とはいえお盆の時期にこの様子は…。

本当にコロナの影響は凄まじいです!!

そのまま入口まで進むと、「大阪コロナ追跡システム」の登録を求められますので、出されたQRコードを読み登録します。
検温と手の消毒を行い中に入ります。
人が少ないので見学はかなりしやすいです。

私が真っ先に興味を惹かれたのが、この進化の系図です。


今も生きているゾウやマンモス、社会の教科書で出てきたナウマンゾウまで、そういう進化の過程があったのかと、これからマンモスを知っていく導入としてとても良かったです。

「ムカシマンモス」が気になるところですよね。

マンモスの毛や糞まで展示されているっていうのがこれまたすごいですよね。

マンモスはもちろん色々な動物の標本が展示されている中で、意外と気になったのはこのケサイ。

気になりすぎて調べてみると、海外にはもっとケサイ(ケブカサイ)の標本を展示しているところがあるみたいです。
いつか「ケサイ展」とか日本でないかな?
流石に需要がなさすぎるか?
あと、

サハ共和国での調査隊の発掘作業の様子が展示されているところはポップな印象も相まって、見ていて楽しかったです。


こんな発掘調査に行きたいと思う反面、この調査隊もこの瞬間はとても楽しかったでしょうが、

帰国後レポートをまとめたり、論文を作成したり、次の調査費用を集めるために奔走したりしているんだと思うと、やっぱり私は展示されているものをありがたく見させて頂き、ワクワクさせてもらうだけにしておこうと思いました!

そして、最大の見どころでもあります、「ユカギルマンモス」の冷凍標本。

こちらは唯一写真撮影が不可となっていますので、実際に足を運んで見ていただきたい!
2005年に「愛・地球博」で初公開された時から見たかったんですよね。
生き生きとした迫力を目の当たりに出来とても満足しました。
他にも色々と紹介したい面白いところもありますが、このあたりにしておきたいと思います。
ワクワクあり、感動あり、そしてちょっぴり考えさせられる内容もあり。
そんな「マンモス展」なので、是非都合のつく方、興味のある方は、是非行って楽しんで下さい。

まとめ

「愛・地球博」で初公開となって以来、

めちゃめちゃ会いたかったユカギルマンモスの冷凍標本にようやく出会えました!!

コロナ対策はしっかりととられておりましたので、これから行ってみようと思ってるけど心配という方にもオススメです。
マスクは必須ですので、必ず着用して下さい。
主催者には申し訳なく思ってしまいますが、

密にならずにゆっくりと全体を見学出来たのはとてもよかったです。

愛・地球博では何時間も待ち時間があったと当時のニュースでやっていた記憶があります。
そう考えると、かなりお得でもある企画展ですね。
今回お伝え出来ませんでしたが、グッズも豊富に揃っておりました。
マンモスの毛まで売ってましたよ!!
私も気になったグッズを買って、出口にあるガチャガチャを回して帰りました。

帰ってきてからも色々と写真を見返して考えさせられる内容で大満足。
動物園でゾウを見てもちょっと視点が変わってくるかもしれないですね。
マンモスを蘇らせるとなるとアジアゾウよりも遠縁なので活躍出来ませんが、アフリカゾウもなかなか魅力的な生き物なので興味のある方はこちらもご覧いただけると幸いです。

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