【ドラゴンボール超 ブロリー】から4年。
待望の新作劇場版が公開されました。
その名も【ドラゴンボール超 スーパーヒーロー】。
前作が全世界興行収入135億円突破の大ヒットとなったので、今作も期待が高くなってしまいます。
超(スーパー)のバーゲンセールかって言いたくなるタイトルですが、内容はまさに“スーパー”でした!
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【ドラゴンボール超 スーパーヒーロー】の基本情報
原題:ドラゴンボール超 スーパーヒーロー
監督:児玉徹郎
脚本・原作:鳥山明
公開日:2022年6月11日
上映時間:99分
あらすじ
かつて悟空により壊滅した悪の組織「レッドリボン軍」。だがその意志は生きていた!!
復活した彼らは、新たな人造人間「ガンマ1号&ガンマ2号」を誕生させ、復讐へと動き始める。
不穏な動きをいち早く察知したピッコロはレッドリボン軍基地へと潜入するが、そこでまさかの“最凶兵器”の存在を知るのだった……!!
パンをさらわれた基地へとおびき出された悟飯も参戦し、かつてない超絶バトルが始まる!!!!
果たして死闘の行方は!?そして、地球の運命は!?
出典:公式ホームページ
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感想
GOOD
まず、最初はちょっと気になった映像。
CGの使いすぎでちょっと残念な感じになってしまったか?と冒頭のシーンで感じてしまいましたが、徐々にCGに頼り切っているわけではなく、随所にこだわりを感じる作りで、蓋を開けてみると、ドラゴンボール史上最高の映像と感じました。
ドラゴンボールといえばのバトルシーンですよね。
そのバトルシーンがCGを上手に使用しているため、ちゃんとアニメを観ている気持ちにさせてくれて、かつ、その映像クオリティが臨場感を高めてくれました。
ここまでの没入体験ができたドラゴンボールがあっただろうか。
また、内容として悟飯とピッコロにフォーカスを当てたところが素晴らしい。
正直、もう悟空とベジータに少し飽きていたところなんですよね。
BAD
悪いところを挙げるとすれば、これまでの戦いってなんだったんだろうと思わせてくれる戦闘力のインフレ。
基本的にドラゴンボールってこんなもんとは思いますが、1作品だけで過去作の苦労がなかったかのような成長を見させられると、笑うことしかできない。
THINK
ドラゴンボールにおいて、“かつてないバトル”とか、“地球の運命は…”とか、毎回過ぎてもう誰もその部分でドキドキもハラハラもしない感じだったところに、ピッコロさんと悟飯の話をもってくるところは、なかなかファンの心理をわかっている気がしました。
また、今作のサブタイトルがスーパーヒーローということで、若干意識したのか、展開がMARVELのような展開で、しかもそれがドラゴンボールの世界観にもしっかり収まっていた感じがしました。
ネタバレ感想
かつて、悟空達が二度にわたり壊滅させた悪の組織「レッドリボン軍」。
一度目の敗北でやられたレッド総帥の息子マゼンダ、二度目の敗北でやられたドクター・ゲロの孫ドクター・ヘドが手を組み再びレッドリボン軍が復活する。
一方自分の研究で娘のパンを放ったらかしにする悟飯にかわり、ピッコロさんがパンの面倒を見るという日々が続いていたある日、レッドリボン軍が送り込んできた新型人造人間ガンマ2号とピッコロさんは対峙することに、圧倒的強さに手も足も出ず、なんとか隙をつき逃げ出すことに成功、あとをつけアジトへ潜入し、そこでレッドリボン軍の脅威を目の当たりにする。
悟空とベジータに助けを求めようとするが、破壊神ビルスの星で修行をする二人にヘルプは届かず、地球に残った戦士達でなんとかしないといけない状況に。
ピッコロは神龍を呼び、自らの戦闘力を限界以上に引き上げてもらうと同時に、この機会に鈍っている悟飯のケツに火をつけようと画策し、レッドリボン軍と激突します。
新型人造人間ガンマ1号2号との戦いは、ピッコロをオレンジピッコロへと覚醒させるのですが、ガンマ1号2号もドクター・ヘドも単に利用されていただけで、根はヒーローそのものでした。
痺れを切らせたマゼンダは制御しきれない最終兵器セルマックスを解放し、状況は一変、やべぇぞどうするっていう展開。
まぁなんともお子様向けのストーリーでわかりやすい。
その分純粋にピッコロさんと悟飯の活躍を楽しめるんですけどね!
暴走するセルマックスに共闘していた仲間達は次々とやられ、頼みの綱のオレンジピッコロでもどうしようもない状況になったとき、ついに悟飯が覚醒し、セルマックスを撃破。
やったね!
とういう流れ。
なんなら、私はこの作品のポスターを見た時点で、カーマインが最後一番の悪として描かれると勘ぐっていましたが、特にそういう展開も、ガンマ1号2号が合体するとか、セルマックスに吸収されるとか、セルマックスは見た目が第二形態だったので、パーフェクトセルマックスになるんじゃいかとか、いくら考えても何もありませんでした。
とてもシンプルなストーリー。
最も熱かったシーンは、詳しくは語られませんでしたが、身勝手の極意に目覚めた雰囲気の悟飯がセルマックスへとどめに選んだ技が“魔貫光殺砲”。
ここは、ついつい目頭が熱くなってしまいました。
ようするに今作は基本的にピッコロさんと悟飯の活躍を見届ける作品と言ってもいいでしょう。
あと、少し気になったのは、悟飯はその気になればこの世界で一番強いっていう刷り込みが強すぎる気がしました。
結構ファンにとっては周知の事実なので、目の前にいる敵が悟空やベジータより強い。
それを悟飯が倒す。
言われなくともファンがニヤッとする。
ぐらいが私には好感触だったかなと感じました。
また、上述しました通り、ピッコロさんと悟飯のストーリーっていうのは、胸が熱くなりますね。
正直、悟空とベジータにそろそろ飽き始めてたタイミングでしょう。
ちょうど昨年私はパパになり、一緒に鑑賞した友人は先月パパになりました。
観終わって開口一番、ピッコロさんに子どもを預けたいで一致しました!
よくよく考えると、悟飯に始まり、悟天もトランクスも、今作のパンも、重要な局面でピッコロさんが面倒見てるんですよね。
みんなピッコロさんが大好きだ!
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まとめ
【ドラゴンボール超 スーパーヒーロー】を観てきました。
ピッコロさんと悟飯の関係に胸熱する作品でしたね。
前作でも同じことを思いましたが、鳥山明さんと野沢雅子さんが元気な間は、まだまだ続いていって欲しいですね。
次回作があるとすれば、次も悟空とベジータ以外で観てみたいです。
さすが悟空2回休みはないかな。
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