MCU（マーベル・シネマティック・ユニバース）のドラマシリーズ。
昨年の【ワンダビジョン】から始まり、既に4作品が配信されております。
そして今回、ついに映画に登場していないキャラクターで新作が配信されることになりました。
原作でも異彩を放っているダークヒーローで、これから他作品のヒーローと絡んでいくのか、大きな期待でワクワクが止まりません！
今回は、そんな【ムーンナイト】の感想をお伝えしたいと思います。
【ムーンナイト】の基本情報
配信期間：2022年3月30日〜
話数：
配信チャンネル：Disney+
あらすじ
温厚なギフトショップ店員のスティーヴン・グラントは意識消失と他人の記憶に悩まされ、自分が解離性同一障害であり、傭兵のマーク・スペクターと体を共有していることを知る。
敵が迫り、複合した人格を操らなければならなくなったスティーヴンとマークは、エジプトの強大な神々の恐ろしい謎に巻き込まれていく。
出典：公式ホームページ
感想
第1話「もうひとりの自分」
ムーンナイト第1話は、清々しい軽やかな音楽で始まりました。
Bob Dylan「Every Grain of Sand」に乗せて映し出されるのは、アーサー・ハロー（イーサン・ホーク）。
砕いたグラスを入れた靴を履いて立ち上がり歩き出す。
そんな目の覚めるシーンからお馴染みのMARVELのロゴイントロ。
ここまでで、もう既に食い入るように見る作品決定でした。
ただ、結論から言うと、第1話はそこまでド派手な回ではなく、ムーンナイトの紹介と謎を視聴者に植え付ける回でした。
ロゴイントロが終わるとスティーヴン・グラント（オスカー・アイザック）が目を覚ますシーンに移ります。
自身の足に枷を付け、ベッドの下に足跡が残るように砂をまき、ドアが開けたかどうかを確認できるようドアにテープを貼って寝ていました。
片ヒレの金魚のガスに餌を与え、勤務先の博物館に出かける。
舞台がロンドンということと、スティーヴンが残念な人物だと分かり始め、もう一人の人格の存在、エジプトの神話に注意が向き始めたところで、一気に場面は自然豊かな高原地帯のような場所へ飛ぶ。
人々から追われ銃撃される中で、まるでカルトのリーダーのような出立のアーサー・ハローに遭遇する。
ハローは集まった人々にアメミットの名の下に裁きを加えていく。
ハローに見つかったスティーヴンは何故か金色に輝くスカラベを持っており、それを渡すよう要求されるのだが、身体と謎の声がそれを拒否する。
スカラベを奪われた瞬間、次の場面に移り、スティーヴンは血まみれのスカラベを握りしめている。
確実にもう一人の人格がいるけど、あくまでも残念な人物スティーヴンの視点しか視聴者は見ていない。
さらにこの窮地から逃げるカーチェイスのシーンも、もう一人の人格で何かを起こしたであろうシーンが飛んでいき、最終的にベッドの上で目覚める。
この視点の作り方が感情移入を誘い、様々なことが気になって仕方がなくなる。
ベッドで目覚めて単に全てが夢だったを思い込む決心をした頃、ここから怒涛のやはり何かが起きている体験。
そして自室の違和感を感じ取ったスティーヴンは、見慣れない隠しスペースとそこにある携帯電話を発見する。
レイラという人物からかかってきた電話を取ると、彼のことを“マーク”と呼び、訛りを指摘する。
いよいよもって自分が何者なのか気になり始めた頃、頭が鳥の頭蓋骨の大きな怪物に出会う。
逃げるスティーヴン、飛ぶ意識、怪物、現れたアーサー・ハローと怒涛の展開。
ついには博物館に犬のような怪物も現れる。
トイレに逃げ込んだスティーヴンに対し、鏡の中から話しかけてくる自分。
「制御権を渡せ」と言うもう一人の自分に身を委ねた瞬間、ムーンナイトとなり犬の怪物をボコボコに打ちのめして第1話が終了です。
エンドクレジットの最後に「メンタルヘルスに関するご相談は専門機関まで」と表示されたのがなんとも衝撃的でしたね。
そして何と言っても謎が多い！
アーサー・ハローのこれからの立ち位置もよく分からないところですよね。
一度スティーヴンに裁きを下そうとしたが、「混沌を抱えている」と言い見逃しています。
多分今作のヴィランはこのアーサー・ハローだと思いますが、ムーンナイトを追い詰める画が浮かばないですよね。
先の展開が楽しみです！
