摂りすぎてない?現代の日本人に必要のない塩分

摂りすぎてない?現代の日本人に必要のない塩分


前回の記事では、和食は意外と塩分が高い事、日本人のリスクに関してお伝えしました。

今回の記事では、もう少し踏み込んで減塩に関しての情報をお届けします。

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必要とされる塩分量

この記事をご覧の方は、きっと塩分の摂り過ぎを気にしておられると思います。
そんな方にお聞きしたいのですが、「最近汗をかいていますか?」

汗を1L書くと、約3gの塩分が失われると言われています。

塩分は生きていく上で、必要なミネラル分です。
自然界の動物は、この塩(ナトリウム)を摂取するのに結構苦労をします。
しかし、現代を生きる人間は楽に塩を摂取できますよね?
WHO(世界保健機関)の定める“人間が命を維持する上で必要な塩分量”は、0.5〜1.3gとされています。
日本人の塩分の平均摂取量が10g前後なので、何気なく普通に毎日の食事をしている方が、1日に3Lの汗をかいても、1gは残る計算になります。
それぐらいの汗をかいていても命は維持できるという事になるので、温度管理されている場所で生活をしている現代人が、いかに塩分を必要としないかが分かりますよね。
よく、夏になると「熱中症対策で塩分を摂りましょう!」と言われますが、熱中症の対策に塩分を摂ると、むしろ塩分の過剰摂取につながる恐れもあります。
どちらかというと、高温の場所に居続ける事や、脱水状態が熱中症の主な原因の多くと考えられます。
現代人の熱中症の対策は、まず涼しい場所に避難し、水分を取る事が重要でしょう。

「塩」と「食塩」の違い

ナトリウムは現代人が多く摂り過ぎるから悪者のように扱われますが、体に必要なミネラル分です。
体に必要なミネラル分は他にもあり、マグネシウムカルシウムカリウムもそうです。
ここで少し考えて欲しいのが、どんな塩を使っているかです。
日本では、古来から海水を天日干しし、塩を精製してきました。
この塩には、様々なミネラル分が含まれています。
しかし、現在手に入る塩の多くは古来からの製法で作られている塩ではありません。

「食塩」という言葉を聞いた事はありますよね?

この食塩というものの定義として、“純度99.5%以上の塩化ナトリウム”という定義が設けられています。
要するに、食塩には他のミネラル分がほとんど含まれていないのです。
もし、減塩を考えている方がいましたら、“食塩”と表示されているものの使用を控え、“塩”と表記されているものを使用するだけでもちょっとした減塩にはつながります。

この“塩”には、前回の記事でも少し書かせていただきましたナトリウムの排泄につながるカリウムも含まれていますし、マグネシウムもカルシウムも含まれています。

少し目からウロコのような感じもしますが、同じ量を使っていても塩を変える事で減塩にもなるのです。
しかも、自然な製法で作られた塩は、風味があるので、使用する量を抑えても美味しく感じるでしょう。

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野菜不足なら塩分も不足させるべき

野菜や果物等に含まれるカリウム。
前述したようにナトリウムを排泄する働きを持っているのですが、現代人は野菜や果物の摂取量が減っています。
もしナトリウム(塩)の摂る量が増えたのなら、それに比例してカリウム(野菜)を摂る量を増やさないといけません。
逆に言うと、野菜が不足気味なら塩分はほとんど摂らなくてもいいという事になります。
減塩に必要な事は、塩分の摂取量そのものを減らす事も重要なのですが、野菜や果物を積極的に摂取する事がとても重要と言えるでしょう。
しかもこのカリウム、

水に溶けやすいという性質がありますので、出来るだけ野菜や果物は生で食べるようにしましょう!

日本で減塩が進まない原因

日本人の平均塩分摂取量は先進国の中ではとても高い数値です。
減塩の意識はあってもなかなか減塩は進んでいません。
その原因となっているのが、食事の内容です。
これを見てくれている方の中に、1日の食事の全てが手作りのものだという方はどれぐらいいるでしょうか?
実は、ここに減塩が進まない原因があり、外食や加工食品には思いの外塩分が多いのです。
外食は、より美味しく感じ、リピートしてもらえるように、少し味を濃くしています。
一見塩分があまり無さそうな加工食品でも、やはり美味しく感じられるように塩分が少なからず入れられています。
気がつかないうちにこれらから塩分を摂取し、

知らず知らずのうちに摂取量が多くなっていきます。

摂取量を減らす事も大事なのですが、圧倒的な塩分の排泄不足も考えられます。
汗をかく機会の減少、カリウムを含む野菜や果物の摂取量の減少等が日本で減塩が進まない原因の後押しをしています。

まとめ

必要な塩分量は少ないのに、熱中症対策に塩分の摂取を勧められるのも考えものです。
もともと日本人は塩分の摂取量が多いので、出来る限り塩分を摂らないようにするぐらいでちょうどいいのかもしれませんね。
また、知らず知らずのうちに摂ってしまう塩分にも気をつける必要があります。
よく、外国人の方に、「日本って食べ物が美味しいよね!」と言われる事があります。
その二言目に「タレの味付けが最高だよ!私の国は味付けの種類があまり無い!」と言われます。
これって嬉しい事なのですが、塩分が高い食事が多い事が分かる内容でもありますよね。
次の記事では、塩分を摂り過ぎるとどういった病気のリスクがあるのかをお届けします。

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